(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎が植物のことを中心に綴ってます。

ショウタロウブログ

一見すると意外とグロい色です。

オキザリス・パルミフロンス(Oxalis palmifrons) 和名は孔雀の舞です。めったに咲かない花が咲きました。白花でした。

2018年10月30日

どもども~(^^)v

孔雀の舞という和名の通りに寒さにあたると葉色が独特な色に変わる面白いオキザリス・パルミフロンスについてです。

どういう繋がりかわかりませんが、このオキザリスはなぜか多肉植物好きな方にも好まれます。

それとどうやったら咲くかあまりわかってなく、めったに咲かないと言われている花も見られたのでそれについても。

画像とデータ

  • 学名:Oxalis parmifrons
  • 別名:孔雀の舞
  • 分類:カタバミ
  • 原産:南アフリカ
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 7b(-15℃前後)
  • 花期:春

冬型生育種のオキザリス、といったように呼ばれる通りに冬に育ちます。

パルミフロンス(parmifrons)ですが、ヤシの木の葉のような、という意味です。なので葉は小さなヤシの葉っぽい形をしています。

オキザリス・パルマやパルマーと言う名称で販売されることがありますが、そのようなオキザリスはありませんのでご注意を。

 

南アフリカが原産地ですがカルー(Karoo)と呼ばれる地域の西側に自生しているようです。

ごくまれに雪が降る地域です。現地の真夏にあたる時期に行きましたが、けっこう乾燥しています。そして夜間はやや肌寒いです。

 

草丈は最大で15cm、株張りも最大で60cm程度です。成長スピードは他のオキザリスと比べるとものすごくゆっくりです。

一説によると60cmの株になるのに10年かかった、という話もあります。

オキザリスの花ですね。

さて、このオキザリスですが花を見ることは容易ではないようです。

 

とある人

栽培されている環境下での開花はまず望めない

 

言い切ってしまう人が地球上に存在するほどです。

ですが50ポットほど作ってみたところそのうちの1つが咲きました、というか咲いてました。

開花前の丸まった様子はオキザリスそのものですね。

どのタイミングで、どの条件で、など開花条件はまったく把握できていないようです。

時期としては「秋から晩秋」が一番多いようで僕の株も10/25頃につぼみがあったので、やはり夏が過ぎ芽吹きを始めてすぐ、といった感じです。

北半球でも南半球でも時期はだいたい同じようです。

花色についてですが花を確認したことがある人が乏しいからなのかいろいろなサイトを見ていると

 

花色

  • ピンク花
  • 薄いピンク花
  • 白花

 

とざっくりこれら3種類の花色が挙げられていました。

僕の元では白花が咲きましたがもしかしたら土質などで変わる可能性あるのかもしれません。

文句なしのオキザリスの花ですね。

花の大きさは2cmほどだったのでオキザリスとしては普通のサイズだと思います。

5cmを超える花の種類もありますからね、オキザリス。それらに比べると小さいですが「桃の輝き」なんかと比べるとやや大きいです。

この株は採種的に2輪の花が咲きました。

 

育て方

冬型生育種、ということで

 

秋に芽吹き→冬に生育→春に枯れる→夏は休眠

 

という生育サイクルです。

分球してないと芽吹きが豪華です。

僕の住んでいる愛知県ではだいたい9月中旬あたりから芽吹き始めます。

オキザリス・パルミフロンスの球根です。

9/23に掘ってみると芽吹き始めたばかりの球根がありました。

花が咲くのは芽吹きからだいたい1カ月後です。10月の中旬から下旬が一番可能性が高いんじゃないかと思います。

一見すると意外とグロい色です。

販売店やネットショップなどで見かける発色した葉の状態を見るのはだいたい1月から2月にかけてです。

SNSも含めていちばんこのオキザリスが世の中の人の視界に入る時期ではないかと思います。

春は枯れる時期です。

4月下旬あたりには

こんな姿になったら焦りますよね~

地上部分はこのように明らかに枯れた状態になります。

気温が上がってきますと変色して発色していた葉は徐々に緑色になりながら

孔雀の舞の「孔雀」感はいっさいありません。

このように茶色になり枯れます。そのまま放置しておくと少し強めの風が吹くと勝手に枯れた部分だけ吹き飛んでいきそこには最初から何もなかった状態に。

球根が土から飛び出してます。

夏と書きましたが、完全に地上部分が枯れる5月ごろから芽吹く9月ごろまでは何も動きがありません。

 

約5カ月間は休憩というか休眠しているので基本的に

完全放置です。

水やりもしません。一滴も。

 

というのも休眠している状態で水をやると腐るからです。寝ているので水は飲まないですからね。

僕は地上部分が枯れてからの5カ月間は温室内で水が絶対にかからない暗い場所に置いておきます。

 

土しかないポット苗がいくつも入ったケースが丁重に置かれているので事を知らない人が見たら

マ●オくん
邪魔だし土が入ったそのポット、片づけましょう

となりかねないかなと。

 

僕が借りてる温室のオーナーは冬型のオキザリスは地上部分が完全に枯れたら球根だけ取り出して台所で使う網に入れて休憩する小屋の中で保管してます。ホントに。

その他

耐寒性についてはデータで書きましたが、-15℃あたりのようですがこれについては真冬の露地越冬を行ったことがないのでなんとも言えません。

弱い霜は大丈夫そうですが雪が降り積もると溶けそうな感じがします。

実験してみようかなとは考えてますので、露地越冬については追記します。

露地越冬について

1年中いくつかの株を放置しましたが、まず雨で球根が腐り夏越しが出来ない株がいくつかありました。

露地越冬ですが、100%無理です。

 

強めの霜や雪が当たると葉が溶けます。

球根も過度の水分を含んだ状態で冷えると溶けました。

低温には強いですが、霜や雪は避けた方が良いです。

というわけで今日はオキザリス・パルミフロンス(Oxalis palmifrons) ・孔雀の舞でした~

ではでは~(^^)v

  • B!