どもども~(^^)v
普段は1つの植物の各品種や種類を掘り下げている当ブログですが今回は珍しく1つの植物を「おおまかにざっくり」、オステオスペルマムについて耐寒性を中心に育て方をまとめました。
画像とデータ
- 学名:Osteospermum
- 別名:アフリカキンセンカ
- 分類:キク科
- 原産:主に南アフリカ
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 9b(-3℃)
- 花期:春、秋
オステオスペルマム・・・・けっこう好きなんです。
けっこう?
いや、かなり好きです
地域差
なんでか好きなオステオスペルマムですが、園芸を始めたばかりの頃に仕入れで訳もわからずあっちこっち行っている時に、
愛知県内でオステオスペルマムが群生している地域がありどう見ても植えて数年経過している株でした。
アレ?!オステオスペルマムって植えっぱなしで育つの?
と不思議に思い・・・・その場所はその後数年の間はよく通った道で、毎年開花を確認しては「あ、今年も生き残っている!」と眺めるのが楽しく。
というのも僕が住んでいる地域では春先に植え込みかなり株を立派に育てても露地植えにして冬越ししたことがなく・・・・というか不可能でしてね。
それから数年が経ち、ところどころで
「(〇〇市にて)明らかに植えて数年経ったオステオスペルマムだな、これは」
や
「群生してた株が今年の雪のせいかなぁ~溶けてなくなってる・・・・」
など見かけるたびに「この場所はイケるんだ」とか「この辺りでは見かけないなぁ~」などなど、
その存在が気になりながら、日々過ごしてました。
このように各地で見続け過ごしているせいか、
おおまかですが
さらに詳しく
オステオスペルマムの耐寒性が掴めた
のでお伝えしようと思います。
耐寒性について
まずは当ブログの耐寒性についてですが、
「この植物は耐寒性がある」とか「〇〇国原産だから非耐寒性だ」
とか
あいまいなものではなく、何年か前に地域ごとに精巧に寒さによりゾーン分けした地図を用いてまとめましたので、耐寒性についてはまずはこちらをご覧ください↓
あなたのお住いの地域はゾーンで言うと何番かなと。
おそらく9とか8の地域の人が多いんじゃないのかなと思います。
冬越しできない例
さて、文章よりも画像の方がわかりやすいと思いますので以下をご覧ください。
品種はオステオスペルマムのミスティーのシリーズです。4月末頃に植え夏を越えて冬を迎えた株です。
上の雪が積もった画像は1月上旬、下の画像が3月中旬、と約2カ月の差がありますがこの間に雪に降られたのが5~6回ほど。
1月と2月はほぼ毎日霜が降り風を遮るモノが皆無の場所です。
風を遮るものがないので日当たりは抜群に良いです。
雪が積もった週は最低気温が-5℃前後が4日続きました。しかも数歩先には川があります。
このような状況下ではおそらくどの種類のオステオスペルマムでも越冬できないでしょう。
溶け落ちたのでいくつか抜いてあまったハボタンを空いたところに植えました。
続いて5歩ほどしか離れていないほぼ同じ場所ですが、オステオスペルマムのブルーアイズビューティーの場合も、
残念な結果に。
一目瞭然な見事な枯れっぷり。
冬越ししてる例
上の画像は雪や寒さで枯れた僕が住んでいる場所から車で30分くらい海の方に向かった豊明市某所なんですが、植えて5年の株と教えてもらいました。
植えた本人もまったく気にもかけてない。
後ろに建物があり風はそれほど当たらず、南向きなため年中日当たり良好な花壇です。
5年も露地で生育できているのには環境的な要因の方が大きいのかなと思います。
車で30分ほどしか離れてない場所ですが、こちらの地域は冬季に路面凍結の心配や霜柱が出来ることがあまりなく、
冬は路面凍結することがしょっちゅうな当地とは体感的に3~4℃違うんじゃないかな、と思ってます。
豊明市内や隣の市の刈谷市なんかでは大きく育ったオステオスペルマムを見かける機会が多いので、
露地植えできる地域はこの辺りの地域のような環境、耐寒ゾーンでいう所の濃い緑色の9aの地域がオステオスペルマムが越冬できるかどうかの境になるんじゃないかと思います。
ちなみに僕が住んでいる地域は薄い水色の8bとして割り振られています。
結論
寒さについての結論として、
- -5℃以下になる環境では露地越冬は不可能。
- 品種による耐寒性の優劣はそれほど差がない気が。
- 耐寒ゾーン的には9a(濃い緑色)の地域なら高い確率で露地植えしても越冬できるでしょう
といった感じでしょうか。
というわけで今日はオステオスペルマムでした~
ではでは~(^^)v