(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎が植物のことを中心に綴ってます。

ショウタロウブログ

濃い青花の ニゲラ ミッドナイト について。色幅は若干ありますがヒスパニカ種の深い青花です。

2018年6月10日

どもども~(^^)v

今日は濃いめの青花のニゲラ 'ミッドナイト' についてです~

ミッドナイトは絞り咲きっぽくなるデルフトブルーや白い花びらで花の中心部分が真っ黒なアフリカンブライドの色違いです。種まきで栽培すると、先祖返りや個体差で色違いが出ることがありますがいい感じです。

育て方はクロタネソウと呼ばれる一般的な他のニゲラ・ダマスセナと同じで良いです。

画像とデータ

深い青花です。

  • 学名:Nigella papillosa 'Midnight'
  • 別名:
  • 分類:キンポウゲ
  • 原産:スペイン(原種)
  • 形態:耐寒性一年草
  • 耐寒性:USDA 7b(-15℃前後)
  • 花期:春

冒頭でも書きましたがアフリカンブライドなどと同じ「パピロサ=papillosa」というニゲラの1つです。

ニゲラ・パピロサにどれくらいの種類の花色があるかしりませんが、

  • アフリカンブライド= 白
  • デルフトブルー= 青と白の絞り
  • ミッドナイト= 青

の3種類しかとりあえずは見かけないのでピンク色などはないのだと思います。

草丈は60cm、株張りは30cmを目安にしてください。

色幅あります

薄い感じの色合いも現われます。

ミッドナイト

というだけあってか大層濃い青色と思っていて最初に咲いたのがすぐ上のこの花色でした。

デルフトブルーを先に栽培していたため、色幅があるニゲラということは把握していたのであまり驚きませんでしたが、

ジャケ詐欺じゃん・・・・これでは・・・

と思ってしまいましたね 。

しかしながらその後開花したモノは

青と言うより紫っぽい。

このような花色や

青感がまったくないのも。

花びらの色が最初から抜けているものの、逆にイイ感じに見えるモノなど

けっこう個体差がありました。

 

これだけ個体差があると販売しにくいよね・・・・と思う方もいるかと思いますがご安心を。

の3つの画像の花はすべて廃棄苗から現れた花色です

 

つまり

根が完全にポットの中で回りきって肥料切れを起こしている株です。

なんとなくですが、根詰まりすると花色が薄くなる傾向がある と思いますのでご注意を。

 

それとは対照的に、

濃い花色の株は大きい鉢に植えしっかり肥料が効いてる株です。

そのため先祖返りしない限りは似たような濃い青花が咲くと思ってもらって良いです。

花色に幅があるのもデルフトブルーと同じですね。

花芽は多い

鉢で育ててもたくさん茎が分岐します。

原種のニゲラ・オリエンタリスと比べてみると違いというか差がよくわかるのですが、園芸品種ということもあってか茎がよく分岐してたくさん花を楽しめます。

鉢植え(5号鉢)でこれだけつぼみが確認できたので、地植えや花壇植えですとけっこうな量のつぼみが上がってくると思います。

つぼみの色もアリだと思います。

開花間近のつぼみは色黒くなり、これはこれでアリかなっと思います。

種さや

どのニゲラも花が終わってからも「見られる」から良いですね。

ニゲラはタネを覆う箇所・「種さや」と呼ばれる部分も花と同じくらい支持を得てますね。ドライフラワーや切り花としても販売されていますし。

完全に枯れている訳ではないですがミッドナイトの種さやもアリだと思います。

上からみると蜘蛛がいるように見える?!

花の色が濃いためか、種さやにも少し色が入ります。

ま、中のタネが成熟しさやが枯れると他のニゲラと同じように茶色くなりますが。

というわけで今日はニゲラ 'ミッドナイト'でした~

ではでは~(^^)v

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