どもども~(^^)v
リシマキア・プンクタータ 'ゴールデンアレキサンダー(Lysimachia punctata 'Golden Alexsander') の育て方についてです。
「ゴールデンアレキサンダー」というだけあって葉の大部分に鮮やかな黄色い斑が入るリシマキアです。
日陰で育ち花が咲く時期は草丈が出ますが、グランドカバー的に横に広がります。暗い場所で黄色の斑の葉が映えるのではないかと思います。
高温多湿な環境も問題なく暑さにも蒸れにも耐えます。もちろん寒さにも強いです。
冬の間は冬芽を残し越冬します。
画像とデータ
- 学名:Lysimachia punctata 'Golden Alexsander'
- 別名:
- 分類:サクラソウ科
- 原産:東欧からコーカサス地方
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 7b(-15℃前後)
- 花期:春
こちらのリシマキアは2002年にNHK出版から発売された「日陰をいかす庭づくり」でポール・スミザー氏が取り上げています。
日陰をいかす庭づくり(別冊NHK趣味の園芸) Amazonへ
P148に掲載されています。この本は増刷されていると伺っているので少し前の本ですが、それだけ実用性の高い内容になっているのかなっと思います。
それで草丈などですが、草丈は50cm、株張りは40cmを目安にしてください。
地下茎で広がるので1ポットでそれなりに増えます。
増殖
リシマキア~地下茎で~黄色い花~と書きますと、
「一度植えたら最後」と言われる リシマキア 'ファイヤークラッカー'
が真っ先に思い浮かぶかもしれません。
しかし実際に地下茎でこのリシマキアは増えますが、ファイヤークラッカーほどの短期間で爆発的かつ広範囲を侵食するようには育たないので安心してください。
あのリシマキアの繁殖力が例外で規格外なだけです。
育て方
地上部分が枯れる時期があります
ファイヤクラッカーなどの一部を除き、(一部例外を除き)リシマキアと名の付くモノの多くは夏越しができるかどうかを気にされるのではないかと思います。
ですが気温40℃で80%の湿度の夏でも数年に渡り越えて、ついでにひと月の半分が雨の日だった9月の年も越えているのでかなり剛健な多年草、という認識を持ってもらってもよいと思います。
もちろん株元が蒸れたりしないように密植はできるだけ避ける、という条件はありますが一度根付くと手間がかからず楽に育ちます。
楽に育ちますが1点覚えておいた方が良いことがあります。
このリシマキアは春に開花し花が咲き終わり始める初夏頃から地上部分がボロボロに枯れ始めます。
完全に地上部分が枯れる少し前から枯れた株元付近から新しい芽が出始めているのが確認できるかと思います。
仮に株がボロボロになっても株元付近に新しい芽が確認できなくても、株が生きていれば数週間ほどの空白期間を経て出現することがたまにあります。
そのためボロボロになり株元付近に新しい芽が出現してなくても「枯れた」と思わず、涼しくなるまでそのまま放置してみてください。
なかなか枯れる植物ではない、ということを念頭に置いておいてください。
冬の状態
また地域によりますが基本的に12月から3月は上の画像のように地上部分はほとんどない状態で越冬します。
地上部分のボリュームを減らして越冬するユーフォルビア・ポリクロマのような見た目になります。
個体差がありますが真冬に小さい葉を展開する株もありますが、雪や強めの霜に当たるとこれらの小さい葉も溶けます。
溶けてもほとんどの場合は気温が上がってくるとまた新しく復活してきますので、枯れたと思わないでください。
2月後半ごろから徐々に大きく育っていきます。
日陰
日陰に植えるのを推奨したい植物です。
理由は夏の熱を持った日光に当たると斑が焼けるからです。
実際に開花し始める5月末ごろの日差しでも数時間当たると斑の部分が焼けます。
1日中日陰でも構造物や道路の反射光程度の光が当たれば、斑が緑色にならず黄色の模様は抜けなく花も上がります。
冬の時期は木漏れ日程度の日差しがあたり、開花する時期から日陰になる場所が理想です。
このような都合の良い場所は少ないと思いますが。
何かのご参考になれば、と思います。
葉焼けですが、ひどい水切れを起こしても葉焼けするのでお気を付けください。
高温の時期はけっこう水を欲しがります。
というわけで今日はリシマキア ゴールデンアレキサンダーでした~
ではでは~(^^)v