(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎が植物のことを中心に綴ってます。

ショウタロウブログ

リナリア ’リップルストーン’ について。実はリップルストーンではない件について。

2017年7月9日

どもども~(^^)v

 今日は花も株もこじんまりとしたものです~

画像とデータ

こんなところから生えるとはっ(^-^;

  • 学名:Linaria aeruginea 'Neon Lights'
  • 別名:ネオンライト
  • 分類:ゴマノハグサ
  • 原産:スペイン、ポルトガル
  • 形態:耐寒性多年草(1年草扱い)
  • 耐寒性:USDA 5a(-28℃前後)
  • 花期:春、秋

いや~変なところから出てきましたわ 笑。

けっこう前からこぼれ種で温室の付近では出てましたが、この場所が一番笑える場所でこれを見てブログネタにしようと^^;

大きさは1株で草丈は20cm、株張りは30cmを目安に。

1株からいろいろな色が

1株から色々な色が出てる良い画像が手元になかったのでそれらしい雰囲気の画像を^^;

ガーデニング好きの人たちには「いまさら感」があるリナリアですが、1株から黄色や紫色、赤色、ピンク色といろいろな花が咲きますね。

葉もやや白みがかった薄い絶妙な緑色で花が咲いてない状態でも、個人的にはアリかな、と思ってます。

育て方

耐寒性

データのところで書きましたが、まぁ国内でしたらほぼどの地域でも寒さに関しては問題ないでしょう。

しかしスペインやポルトガルで-28℃付近まで下がる地域ってあるんでしょうか?確かに真冬のマドリードは寒かったですが、せいぜい-10℃くらいだったような気がしますが・・・・。

耐暑性

単なる暑さには強いんでしょうが、そこに+湿度が入ると途端に弱りますね。西欧出身の植物に多いですね、性質多年草でも日本の高温多湿が越えられない、というパターン。

でも割かし夏でも湿度の低い地域、北海道や東北、長野や山梨なら問題なく夏を越してるんじゃないかな。

それ以外の地域では「1年草扱い」と思ったほうが精神衛生上良いかと。

もし継続して持っておきたい!という方は春に開花した株からタネを採って、10月に入ったくらいにタネまきというか適当にバラ播いておけば勝手に芽が出てくるんじゃないかと思います。

なぜなら

廃棄しようと思っていたポット苗から芽吹くくらいですからね^^; 一年前の春から僕の元にはこのリナリアは存在していないため、種子寿命が1年以上ある、ということですね。

けっこう楽に増えるんじゃないかな。

その他

日当りの良い場所を好みます。日当りが悪いと開花しないというか花付きが悪くなります。

それと水やりと植える場所ですが、なるべく乾燥した所で。葉は意外と多肉質です。たぶんそのせいでしょうね、多湿の状態に弱いのは。

植える場所も長持ちさせたかったら水はけが良い所で。

植える時期ですが、流通は春と秋にありますが「秋」のほうが良いです。しっかり根を張らせて翌春に爆発的に咲かせましょう。

実はリップルストーンではない件

これもこぼれ種です。ポポラスが埋まってる鉢から^^;

このブログ内でよく書いていることですが、僕は初めて見る植物についてはネット検索をするか、専門書まではいきませんが家にある特定の植物に特化した本(主に洋書)で性質や名称などを必ず探します。

で、このリナリアを初めて見た数年前ですがネットで検索してその時に、

「あ、これも名称が違う・・・」

と思ったことがあります。

それで数年前に思ったなぁ~と思いながらも先ほど「Linaria 'Ripple Stone'」で検索をかけたら・・・・

あーやっぱりかー名称が変えられてるわー

となりまして・・・・検索結果はこちら→ Linaria 'Ripple Stone'

日本語サイトしか検索に現れないんですよねー別に悪いことではありませんが、客観的な意見がほしい時だったり、性質的により詳しい事項がほしい時などに情報量が足りないんですよねー。

だから僕がこういったブログを書いているわけなんですが。

それでこちらの正式な名称は Linaria aeruginea 'Neon Lights' ですね。

リップルストーン → ネオンライツ ですわ。

これで検索かけるといろんな国の種屋さんとかのサイトが出てくるので、商標登録等の問題はないと思いますので、なんで国内に導入したときにわざわざ名称を変えるかな~っと思います。

今後も見つけ次第、このような感じで名称については記します。

ま、園芸あるあるですよね~

 

というわけで今日は リナリア リップルストーン でした~

ではでは~(^^)v

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