どもども~(^^)v
今日は2013年に国内で発表されたジギタリスとイソプレクシスという属間交配種のハイブリッド・ジギタリスと呼ばれるジギプレクシスの育て方や耐寒性についてです。
画像とデータ
- 学名:Digiplexis 'Illumination Flame' (Digitalis X Isoplexis)
- 別名:ハイブリッド・ジギタリス
- 分類:オオバコ科
- 原産:
- 形態:耐寒性落葉樹
- 耐寒性:USDA 8b(-9℃前後)
- 花期:春
上の画像は牧さんのお庭で撮らせて頂きました。品種はイルミネーション・フレイムです。
ハイブリッド・ジギタリス
ハイブリッド・ジギタリスって、普通のジギタリスではないの?
って話なんですが、
正確には半分はジギタリスで、半分はジギタリスではないんです。ジギタリスのハーフみたいな感じ、です。
元々は国内でもよく知られているジギタリス・プルプレアと、
あまり知られてない、
イソプレクシス・カナリエンシスという植物とを交配して生まれたものです。
こう見ると花や葉の形など外見はイソプレクシスにけっこう似てますね。
まだ国内では名称が定まっていないせいかハイブリッド・ジギタリスと呼ばれていますが、ジギタリスとイソプレクシスとの交配なので
ジギプレクシス(Digiplexis)
という名称がすでに付けられています。
あまりにも馴染みがないと浸透するまでに時間がかかりそう、というようなコマーシャルの関連もあるんでしょうね、きっと(^^)
属間交配について
ジギタリスとイソプレクシスは共にオオバコ科ジギタリス属ですが、
オオバコ科ージギタリス属ージギタリス
オオバコ科ージギタリス属ーイソプレクシス
といった感じで近いんだけど同じ間柄ではない関係性でして、
言うなれば、
いとこ
のような間柄です。
属が同じならすべて交配可能かと言いますと、そうではないようでそのあたりの難しいことは園芸学部や農学部出身ではない僕はまったくわかりませんので・・・・すみません。
イソプレクシスについてはこちらをご覧ください。
育て方
耐暑性
暑さに対しては名古屋の暑さ程度は全然問題なく育っているので、暑さはそれほど問題視しなくてよいかと思います。
どちらかというと混植したが故に根腐れや株が蒸れて溶ける、といったことに気を付けてください。
ですが、直射日光が真夏に8時間当たるような場所はどちらかと言うと避けた方が良いです。
両親であるジギタリスもイソプレクシスも半日陰を好む性質です。
特にイソプレクシスは夏の熱を持った直射日光が苦手です。
耐寒性
気になる耐寒性ですが、片親のイソプレクシスの耐寒性が0℃前後なので
0℃以下はマズイ
や
-15℃までOK!
などアメリカや英国のガーデンやガーデナーさんで言うことがけっこう違うのですが、以前岐阜県の某所で耐寒ゾーンの8bのエリア(-9℃前後)に植えてもらった株はしっかり冬越しをして翌春咲いてくれてます。
ハイブリッド・ジギタリスの耐寒性はだいたいこの程度を目安にしてもらえたら、と思います
尚、耐寒ゾーンについてはこちらの記事でしっかり説明してます。
0℃以下になるとこのように葉が傷みます。でも大丈夫。
雪が降りた葉には凍傷というか葉焼けができ茶色くなります。
でもこの程度の雪でしたら問題ありません。
植え場所は半日陰でも良いですが、明るい場所の方が花の上がりは良くなります。かと言って直射日光がガンガンに当たる場所だと花の終わりは早まるのでご注意を。
それとタネは出来ない性質です。
切り戻し
春に花盛りを迎えもう咲いてこないだろうなぁ~という状態になる時期があります。
だいたい6月下旬あたりですね。
花芽を地際でもそれよりも上で良いので切りましょう。
別に切らないと枯れるとかはないのですが、ただそのままにしておくと花芽が倒れて他の植物に寄り掛かったりしてそれが原因でカビが発生することがあります。
他の植物との兼ね合いもあり切った方が良いです。
上のように花芽を切っておくとだいたい一ヵ月ほどで、
このような感じで新しい芽が出てきます。
植え替えなどは暑さが落ち着いてきたから、だいたい最高気温が25℃を下回ってきてから行うと良いです。
植え付け2年後
先日よく画像を撮らせてもらう牧さんをうかがった時にふと目に入った開花していなく青々とした植物を発見しました。
葉の感じから間違いなくハイブリッドジギタリスです。
3年目を迎えた株です。
このような感じの出で立ちで春を迎えます。
というわけで、今日はハイブリッド・ジギタリスについてでした。
ではでは~(^^)v