どもども~(^^)v
常緑のツタ、キヅタについての内容になります。ヘデラの仲間ですが、原産の中心は東アジアで日本にも自生している種類になります。
フユヅタと呼ばれるのは冬の間でも落葉せずに常緑だからです。
セイヨウキヅタ(ヘデラ・ヘリックス)との違いも解説しています。
画像とデータ
- 学名:Hedera rhombea
- 別名:フユヅタ、ジャパニーズアイビー
- 分類:ウコギ科
- 原産:東アジア(日本、台湾、朝鮮半島、中国の一部)
- 形態:常緑樹
- 耐寒性:USDA 5b(-25℃前後)
- 花期:秋
日本にも元々自生しているせいか国内ではほぼ見向きもされない、でも欧州やその他の地域では寒さ・暑さ・雪・霜・乾燥・暗さに対して強いのでけっこう重宝がられている、という「地域で好奇心に差」のある代表格な植物の一つではないかと思います。
斑入り種もあります。クレームドメンテ(Crème de menthe)呼ばれています。
英名はJapanese Ivyで(日本の蔓?)、東アジアというか極東地域に主に分布しているのにこう呼ばれちゃっています。
ヘデラ・ヘリックスと同じように花が終わると黒い果実が出来ます。それもけっこう画になります。
丈は25mほど、10mにはなります。
※このページは名称をキヅタで統一しています。
育て方
育て方や好む環境はヘデラ・ヘリックスと同じです。
内容が重複するのでヘデラ・ヘリックスのページを御覧ください。
ヘデラ・ヘリックスと異なる点
異なる点として、キヅタは山の中でも市街地の公園でも海岸でも見かけることができます。
海に近い所から山の中と生息区域に幅があります。もしかしたら塩害が出にくい植物ではないかと思います。
また基本的にキヅタは地面に這わずに茎から細かい根を出し何かに寄りかかり育っていきます。地面に根を下ろす部分はほとんどありません。
見分け方
ヘデラ・ヘリックス(セイヨウキヅタ)とキヅタの違いですが2つ見分け方があります。
①葉の形
1つ目は葉の形が違います。
ヘデラ・ヘリックスは株が大きくなり年齢を重ねても葉の形の変化はほとんど起こらず葉が大きくなっていく程度の変化しかありませんが、キヅタは上の画像のように葉の形が株が若い時と比べると全然違います。
株が若いころの葉は三角の切れ込みがあり見た目はまさにヘデラ・ヘリックスのようですが、株が古くなるにつれて切れ込みが無くなり長細くなります。
キヅタの若い葉の画像がすみません、ないのでwikipediaのこちらのページのurlを張っておきますのでご確認ください。
あまり言わないようですが、幼葉(ようよう)と成葉(せいよう)と字面で意味を理解できると思いますが株の成熟具合で形が変わる葉のことをこのように呼ぶ場合があります。
ポトスやシンゴニウムなどのサトイモ科は若い株と草丈何mという大株ではまるで違う葉の形をしています。キヅタもこれに当てはまります。
②成熟するとどの枝にも花芽ができる
ヘデラ・ヘリックスは「とにかく伸びていく茎」と「花が咲く茎」と2種類あると言われていますが、キヅタは登っていった先にも花芽が咲きます。
そのためヘデラ・ヘリックスではあまり見られない高い位置で花が咲いているという状態がキヅタでは起こります。
このページの画像のほとんどはオランダ・アムステルダムで撮ったものです。
というわけで今日はキヅタでした~
ではでは~(^^)v