どもども~(^^)v
紫色の花びらが裂けた感じのガイラルディア 'グレープセンセーション'(Gaillardia 'Grape Sensation')についての育て方や寒さや冬越し方法、高温の時期に起こりえる事などをまとめました。
基本的に性質は多年草(宿根草)ですが、根腐れを起こすことがあるので植える場所の水はけを気を付けるなど数点注意してもらえればそれほど扱いは難しくはありません。
画像とデータ
- 学名:Gaillardia aestivalis 'Grape sensation'
- 別名:
- 分類:キク科
- 原産:アメリカ南部
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 7b(-15℃前後)
- 花期:初夏
花期は初夏としましたが、開花期間は5月ごろから地域によっては12月上旬あたり、目安でだいたい10月・11月ごろまでは咲き続けます。
グレープセンセーションは2004年に発表された品種です。
ちなみに原種は花の形はほぼ同じの黄花です。
草丈は花芽を含んでだいたい60cm、株張りはだいたい70cmを目安にしてください。
育て方
暑さにも寒さにもそこそこ強いため、3点ほど気を付ければ育てるのにそれほど難しい植物ではありません。
注意ポイント
- 日当りが良い所で(最低でも4時間ほど)
- 水はけの追い場所で
- 混植えや密植えはしない
とりあえずこの3点を守れば、買ったままのポット苗の状態でも水やりさえ忘れなければ枯れることはありません。
詳しくは下記にまとめました。
耐暑性
ガイラルディア全般に言えることですが、基本的に暑さには強いです。40℃以上の気温でも枯れることがありません。
確かに暑さには強いです。
しかしながら地域差がありますが(関東以南の太平洋側の暖地と呼ばれる地域基準で)、35℃以上の気温が続く気候のような1年でもっとも暑い時期は開花がしない・開花しても数が少ない場合があります。
体感的に「暑すぎる」っという時は花が一旦休みます。仮にこれくらいの時期に花が咲いても花が小さいです。
最高気温が30℃以下になると再び開花し始めます。
高湿度には注意
またただ単に「暑い」のは問題ないのですが、グレープセンセーションに限らずこの手のガイラルディアは高湿度にそれほど強くありません。
「高湿度を嫌う」と言ってもどのような状態かと言いますと、
例えば
- 水はけの良くない保水力のある土に植えてある
- 水やりを頻繁に行う必要のある植物がそばにある
- 色々な植物が植えてある中に植えてある(寄せ植えなど風の通りが悪く蒸れやすい)
っとこのような状況です。
っというお声を頂戴しそうですが、
対処方法
- 花壇などの植栽の場合は一番手前に植える
- 混植しない。
- 植える際は土にゼオライト
等を入れて根が呼吸できるようにする
っとこれらを気をつければ問題ありません。余裕ですね。
「多湿の状態にそれほど強くない」というのは何と比べてですが、カラドンナに代表されるネモローサ系のサルビアや、同じアメリカが原産の同じくキク科で似たような花が咲くルドベキア各種よりも高湿度を嫌います。
逆に乾燥には強い植物なので、多少の水切れには耐えます。
ガイラルディアは少し植える場所を考える必要がある、ということを念頭に入れておいた方が良いです。
耐寒性
続いて寒さについてですが、原産地のアメリカではだいたい-15℃まで下がる地域でも自生しているようです。
長野県の軽井沢にて庭植えで何年も育ってます、ということも教えて頂きましたがちょっとビックリでした。
僕が持っていた株で-8℃まで下がった時でも春に芽吹いてきたので、ひとまずは-8℃あたりまでなら大丈夫です。
気温についてはこれを目安にして頂けたらっと思います。
ですが同じガイラルディア・ピナティフィダの記事でも耐暑性について書いてますが、「保水力のある土や場所」に植えるとたとえそれほど気温は低くない冬の間でも根腐れを起こしますので注意してください。
低温に当たると葉色が変わります
このガイラルディアは10℃を下回る時期になると、上の画像のように葉の色が徐々に赤みを帯びてきます。
0℃を下回り、もっと気温が下がると地上部分が無くなります。
地上部分がほとんどない状態で越冬し、気温が上がってくると芽が植えた付近から上がってきます。
冬に地上部分がなくなっても(仮に残ったとしても枯れ木のような状態でも)、根腐れせずに根が生きていれば復活しますのでご安心ください。
というわけで今日はガイラルディア 'グレープセンセーション'についてでした~
ではでは~(^^)v