どもども~(^^)v
今日は細葉のガーデニング向きのユーフォルビアです~
画像とデータ
- 学名:Euphorbia cyparissias 'Fen's Ruby'
- 別名:マツバトウダイ
- 分類:トウダイグサ科
- 原産:欧州
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 4(-30℃前後)
- 花期:春
意外にファンが多い割に流通量が多くない印象があるユーフォルビアです。鮮やかな黄色の苞が目立ちワンポイント的にも、密生するのでグランドカバー的にも使えるなかなか使い勝手の良い植物なんじゃないかと、と思います。
キパリッシアス'フェンズルビー'を植える際は草丈は30cm、株張りは60cmくらいを目安に。ドーム状になりますが、育ってくると茎が倒れます。
株張りに関してはこぼれ種や地下茎で増えていくので、環境が合うとかなり広がります。
育て方
冬季落葉性
冬季は完全に地上部が無くなる落葉性ユーフォルビアになります。地際に少しだけ地上部を残してロゼットを組んで越冬する地域もあれば、完全に地上部を無くして越冬する地域もあるようです。
どっちにしても寒くなったらほとんど葉や茎がなくなる性質、と思ってOKです。
「あわわ・・・寒くなったら枯れてきた!どうしよ!」
と慌てず「あぁそんな時期か」程度に思ってください。
葉の色が変わります
葉が寒さに当たると葉の色が変わりその姿がなかなか良い姿なのですが・・・手持ちに参考になる良い画像がないので3月に撮ったモノでなんとなく葉色がそれっぽくなっているので、
それを見て想像してもらえると、です^^;
上の画像は葉の一部が変わってますが、寒さに当たると全体の葉が赤紫色っぽくなります。イイ参考画像が撮れたら差し替えます(^^;)
それと生育サイクルは'カメレオン'とほぼ同じです。
カメレオンなど落葉性ユーフォルビアについての大まかなことはこちらへ↓
耐暑性
欧州が原産の植物というと高湿度に弱い印象をお持ちの人が多いかと思いますが、このユーフォルビアは夏の湿度が80%を超える国内有数?!の高湿度地域の愛知県でもなんら問題なく露地植えで夏越しができるほどの性質があります。
と言っても、乾燥を好むので水持ちがすごい良い土であったり近くに頻繁に水やりをしないといけない植物があると絶える可能性がありますのでご注意を。
陽射しがそれほど強くないところでも十分に育つので、
「とりあえずガーデニングができるユーフォルビアをやってみるかー」
という人に向いてます。
フェンズルビー
品種名の'フェンズルビー'ですが、英名で'Fen's Ruby'をカタカナにしたモノですが、「フェンズ」と「ルビー」が何なのか不思議に思い数年前に検索をしまくったことがあり、かなり詳しく解説してあったサイトがあったのですが発見できず根拠的なモノが出せませんが、
英国の王室かお偉いさんにフェン(Fen)という人がこのユーフォルビアを見せた所、そのお偉いさんから
このルビー色は花か?
と尋ねられ、これがどんな植物かよくわかってなかったフェンさんは
はいそうです。このまるでルビーのような色のモノは花です!
と答えてしまったが故に「フェンズルビー = Fen's Ruby」と名付けられてしまったようです。
ホントのようなウソのような話ですが、品種名って時々こういった感じで命名されることがあります(^^;)
ちなみにユーフォルビア・キパリッシアス自体は「英国とアイルランドの植物図鑑」によると1640年代から栽培されており、1799年に野生化したものが記録された、とあります。
和名
和名で松葉灯台(マツバトウダイ)と名付けられてますが、
百閒は一見にしかず、ではないですがビジュアルからそう命名されたんでしょう。
「松の葉みたいなトウダイグサ」
で良いかと思います。
侵略的
育て方で一通り性質を書きましたが、北海道でも自生できるくらい(というかしている)の耐寒性があり、高温多湿に対しても強いため地域によっては侵略的外来生物認定を受けるんじゃないかと言われています。
特に北米での自然増殖で分布地域を広げており、近々アメリカでその不名誉な認定を受けるであろうと言われています。
要するに、それくらいの性質を持ってますよーってことです(^^;)
というわけで今日はユーフィルビア・キパリッシアス 'フェンズルビー' でした~
ではでは~(^^)v