どもども~(^^)v
今日は原種のジギタリス2本立てです~
画像とデータ
- 学名:Digitalis trojana
- 別名:ヘレネ
- 分類:オオバコ科
- 原産:トルコ
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 8a(-11℃前後)
- 花期:初夏
ジギタリス・トロヤナです。trojanaはあの「トロイの木馬」で有名なトロイです。
別名の「ヘレネ」ですが、英名が「Helen Of the troy」とあって直訳すると
「トロイのヘレン」
なんですが、
何それ・・・・orz
んで、検索しましたらいろいろなサイトでゼウスかなんかにさらわれた女の人らしいです(;^_^A
- 学名:Digitalis lanata
- 別名:カフェクリーム、ケジギタリス
- 分類:オオバコ科
- 原産:東欧
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 3a(-40℃前後)
- 花期:初夏
ジギタリス・ラナータです。
原産は東欧のハンガリーで一番多くの数が確認されたようですが、
園芸用としてなのか医療用としてなのか世界各地に持ち込まれ、南米から北米の五大湖付近やインドやパキスタンのあたりでも勝手に増えてるようです。
別名と言うか、流通名としてカフェクリームと呼ばれてるアレです。
ケジギタリスの
「ケ」は「毛」
です。
何がどう違う?
もうね、
栽培したのはかれこれ数年前ですが、ホント見分けられなかったんですよね~これorz
開花株を二つ並べてもどっちがどうかまったくわからず・・・
開花したときはウキウキでしたが、いざ株を並べて花を見比べても花の大きさも色もほとんど違いがなく混乱したのをいまだに覚えてます(-_-;)
なにがどう違う・・・orz
と思わず知り合いに電話してしまいましたし笑
とりあえずデジカメに何枚か収めて家に戻ってパソコンで画像を見比べて初めて違いがわかってきた、
という感じでしたね。
なので、↑の2枚だけで見分けることができる方はある意味「才能」がありますよ笑
見分け方
で、見分けるポイントですが、
小さな、ホントに気を付けないとよくわからない違いがいくつかあります(;^_^A
まずは、花が咲いてる下の葉に、
毛がないのがトロヤナ
で、
毛があるのがラナ-タ
です。
ちなみに、トロヤナもラナータも株が成長してくると、
こうなるんです・・・orz 互いに細長い葉になり、さらに残念ながらラナータの簡単に見分けられる唯一の頼みの「毛」もなくなり・・・
上の画像では肥料切れとかそういった理由での葉色の違いはありますが、
大株に葉の形状での見分けはほぼわからなくなりますorz
ちなみに↑の画像は右の株がトロヤナ、左の株がラナータ(カフェクリーム)です(@_@;)
あともう1点決定的な違いですが、
今度は位置が逆ですが、左がトロヤナ、右がラナータ(カフェクリーム)です。
台の上に乗ってる左の株のトロヤナの方の花茎が黒っぽいというか赤っぽく色づいていて、
通路に直置きしてある右の株のラナータ(カフェクリーム)の花茎には色がついてません。
これも決定的な違いです。
高さもトロヤナが約90cmくらい、
ラナータ(カフェクリーム)は120cmくらい
と草丈も若干の違いがあります。
家の温室は気温が上がってくると寒冷紗をかけるんですが、低い位置に寒冷紗をかけるために
この若干の花茎の高さの差で台に置くとラナータが寒冷紗にあたってしまったために通路に直置きした、という理由があります(;^_^A
まとめると
~トロヤナ~
- 花の下の葉が細長く「毛」がない
- 花茎が深い赤っぽく色がつく
- 高さが約90cm前後
~ラナータ(カフェクリーム)~
- 花の下の葉が細長く「毛」がある
- 花茎に色がつかない
- 高さが約120cm前後
あと、これは見た目ではないのであまり参考にならないかもしれませんがデータ的にラナータ(カフェクリーム)の方が耐寒性に優れてます。
ちなみに2種類ともに多年草です。1度咲いたら枯れる一般的なジギタリスではなく放置で翌年また咲きます。
さらに環境が合うとこぼれ種で増えます。
一度トロヤナとラナータ(カフェクリーム)の、この違いをはっきりさせたかったので手元にあった画像と自分の記憶を辿りちょっと頑張りました笑
画像検索をしても逆は少なかったですが圧倒的に
トロヤナの画像でラナータ(カフェクリーム)
と書かれているものが多かったので、実際に育てて直に見比べてみたことがあったのでまとめてみようかな、と笑
たぶん間違いはないかと思いますが、何かありましたらご遠慮なくご連絡くださいね(^^)
ではでは~(^^)v