(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎が植物のことを中心に綴ってます。

ショウタロウブログ

ジギタリス・ルテア ライトイエローで2cmほどの小花の原種です。植えっぱなしOK。

2016年10月30日

どもども~(^^)v

今日は黄花のジギタリスです~ 

画像とデータ

この画像はまーちゃんのお庭で撮らせて頂きました。

  • 学名:Digitalis lutea
  • 別名:キバナジギタリス
  • 分類:オオバコ
  • 原産:北アフリカ、地中海沿岸諸国
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 7b(-15℃前後)
  • 花期:春

lutea=ルテアはラテン語で黄色という意味ですが、その名の通りこのジギタリスは黄色の花です・・・黄色というよりかはライトイエローっぽいですが。

ルテアというと「アスフォデリネ・ルテア」が思い浮かびましたが、こっちはけっこう濃い黄色なんですよねーどういう基準でルテアにしたんだろうか・・・ハハハ。画像はこちら→アスフォデリネ・ルテア

草丈は60cm、株張りは30cmを目安に。

ジギタリス・オブスクラと共通点があります

葉が細長く背丈も園芸品種のジギタリスに比べ大きくならず花が2cmほどと小さく、咲いたら終わりではなく宿根化する・・・・

という特徴を持つ原種のジギタリスが・・・・

と、以前取り上げたジギタリス・オブスクラと酷似していますね。こちらも原産地が北アフリカやスペインの一部なのであまりいい加減なことは言えませんが、

おそらく同じ環境に自生しているのではないかと推測しています。

そのため管理方法は同じで良いです。

  • 耐寒性は-15℃ほどを目安に。もっと低い地域も宿根しているようですが一応は-15℃を目安に。
  • 土壌は水はけがよい方が良い。水やりの頻度的には他の多年草と同じでOk。
  • あまり日光が当たらなくても良いけど、当たった方が花付きは良い。花の大きい園芸品種(プルプレア系)のジギタリスよりも明るい所で。

とこのような書き方をするとすごく神経質っぽく扱い難い印象を持たれると思いますが、他の多年草、例えばクレマチスや宿根フロックスなんかと同じ扱い方でOKです。

けっこう歴史があります

まーちゃんのお庭の一コマ

ジギタリス=英国、的なイメージがありますがそれを裏付けるかのごとくこのジギタリス・ルテアも1600年代には英国に渡り品種管理をされていたという経緯があります。

なんでそこまで英国はジギタリスにこだわるのか・・・と思ってもしまいますが、このルテアと掛け合わせで新品種がけっこう作られているようですし、ジギタリスというと医療用としての使用も考えられるので、昔から実用面でも有益な植物だったんでしょうかねぇ。

 

というわけで、今日はジギタリス・ルテアでした~

ではでは~(^^)v

 

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