(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎が植物のことを中心に綴ってます。

ショウタロウブログ

セファラリア・ギガンティア 別名:ジャイアント・スカビオサ 2mほどの高さに・・・。

2016年8月24日

どもども~(^^)v

 今日は巨大化する多年草です~

画像とデータ

  • 学名:Cephalaria giagantea
  • 別名:ジャイアント・スカビオサ
  • 分類:マツムシソウ
  • 原産:コーカサス地方からシベリアにかけて
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 4(-30℃前後)
  • 花期:初夏

ギガンティアと呼ばれるくらいなのでとても大きくなります。特に開花期前から花芽が上がってくると2mほどになるので、見上げるほどの高さになります(^^) 

株張りもなかなかのもので買ったときは3.5号サイズでも開花期には最低でも60cmにはなりますので、植える際には余裕を持って植えてくださいね(^-^; 

花は白色とは言えませんが、白色に黄色が混ざってるんだけクリーム色とも言えないなんとも表現のしずらい色ですが上品さはあります笑

花が咲いたら枯れる、ということを書いている記事を見たことがありますが開花しても枯れませんのでもし枯れた感じになっても、しばらくの間は捨てずに放置してみてください。

子株というのでしょうか、地中から現れますよ(^^)

ジャイアント・スカビオサと呼ばれる理由

数年前に3.5号のポットで育てて開花させてみたのですが、ジャイアント・スカビオサと呼ばれる理由は鉢植えで行ってみても理解できました。

 

この植物を育ててみよう!と思いイロイロと検索してみたら

 

「1.5mにはなります!」や「余裕で2mを越えます」など

 

「ホントかよ~???」

 

と猜疑心がありまして、それでもある程度は大きくはなるんだろうなっ程度で留めておき試しに10号鉢(大きめの観葉植物とか入ってる30cmの鉢)で植えこんでみましたら、

 

半年も経たない内に鉢から葉が飛び出しまして・・・・(◎_◎;)

 

「ホントにジャイアントだ~」

 

ということでさらに大きめの鉢に植え替えて、最終的には15号鉢(45cm)に植えこみまして・・・(^^;)

上の画像が15鉢に植えこんだ後なんですが、最終的には鉢植えでも15号鉢からもはみ出ましてね・・・・。ちなみに葉はガサガサして意外に堅くしっかりしてます。

開花後にこの株は水を切らしてしまって枯らしてしまったのですが、鉢の底までしっかりと根が回ってましたのでやはり草丈が出て大きくなる植物は下にもしっかり伸びるんだなぁ~と改めて思いましたね~。

 

以上のことから「セファラリアを植えてみたいけど植えられるスペースがない」という人で鉢植えをお考えの方は最低でも10号鉢に植えてくださいね。

小さい鉢でも開花はしますが、

 

花の上がりが良くない(花芽の本数が少ない)のと次々に咲いてきません

 

のでご注意を(^^)

また冬の間の地上部の状態ですが、-7℃くらいの寒さの地域でしたら地上部はあまり傷まずに案外しっかりした状態で残ります。

国内の暑さも問題ありません

15号鉢で育ててもこれくらいの花芽が上がります。高さは一番高いところで190cmほどでした(^^;) これほどの高さが出るのに花芽は堅く風が吹いても折れることがなくしっかりしてました。切り花に仕えるんじゃないかな~。

原産地がシベリアも含まれているために

「耐暑性はどうなのか?」

と思われる方が多いかと思います。

盆地の京都の出身の方が「名古屋は暑い」と言われ、国内屈指の高温多湿地帯の愛知県西部にて地植えでも鉢植えでもまったく問題なく夏越しします(^^)

あるお客様から

「こんなに大きくなるなんて思ってもみなかった~ちょっとどういうことぉ~」

とクレームを頂いたこともあります^^;

一応スカビオサの仲間になるので寒さよりも暑さが苦手なので、真夏は直射日光があまり当たらないところの方が生育は良いです。

置き場所や植え込み場所は冬から春にかけて日差しがよくあたる落葉樹の下や、西日が遮られるフェンスなどの脇が良いんじゃないかと思います。

 

寒さについては言うまでもないですが北海道の札幌あたりの空き地に生えているという話を聞いたことがあるので、暑さも問題ないので気候的には国内ではほとんどの地域で植栽できるのではないかと思います。

 

というわけで、今日はセファラリア・ギガンティアでした~

ではでは~(^^)v

 

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