どもども~(^^)v
今日は銅葉や黒葉を好む人たちの間ではすでに知れ渡ったものですが、まとめてみました(^^)v
アスチルベ’チョコレート・ショーグン’です。
画像とデータ
学名:Astilbe thunbergii 'Chocolate Shogun'
別名:トリアシショウマ
分類:ユキノシタ科
原産:東アジア
耐寒性:USDA Zone 5(-29℃)
簡単に言うと、日本原産のツンベルギーというアスチルベの葉に色が付いたものです。また、この’チョコレート・ショーグン’も日本で生まれてます。
こういった「カラーリーフ」扱いになる植物はリグラリアとかホスタに代表されるように原産は日本でもオランダとか英国から逆輸入モノが多いのですが、これは近年国内で実生から出た葉の色が濃い個体を増殖したものです。
芽吹きの際はアスチルベの黒っぽいというか赤黒っぽく、葉が展開してくると緑色になっていくのですが、
後に’チョコレート・ショーグン’となった個体は葉が展開しても色がほとんど変わらずに幼葉の色のまま生育していきます。
実生繁殖について
「実生」
という言葉の意味は簡単に現すと
「タネ播き」
です。
ちなみに実生繁殖と言うのは、タネ播きで増やしました、という意味で、
同じようによく耳にする
栄養繁殖
は挿し木や葉挿し、株分け、根伏せなど
「植物が生育いく中で栄養を生成していく器官を使用して増やす」
という意味です(^^)
ちなみに僕は数年前までこの「栄養繁殖」の意味を
「なんかたくさん肥料上げて温室の奥とかに実験室があって試験管とかに入った色の付いた液体に浸して増やす方法なんだろ・・・・きっと」
と勝手に思ってました、マジで 笑。
アスチルベ ’カプチーノ’
最近出回ってきたアスチルベ’カプチーノ’との違いですが、見比べて頂きますと一目りょう然ですね。
葉の形だけでもう違います。
’チョコレート・ショーグン’はツンベルギーという1種の実生から出たのに対して、’カプチーノ’は中国産や日本産や交雑種のアスチルベからの実生で現れているので、
同じ実生と言えどもバックグランドが違うのがはっきり出てますね。
花の色も違いますので、良かったらこちらのアスチルベ’カプチーノ’の記事で見比べてみてください(^-^;→ アスチルベ’カプチーノ’
どちらも沖縄以外だとたぶんどの土地(無茶苦茶な環境を除く)でも育ちます。
暑さに弱いイメージがありそうな印象アスチルベ’ですが、この’チョコレート・ショーグン’に限っては真夏に40℃を超えるウチの温室の中でも夏を越えて、高温多湿の名古屋地方でも余裕で育ってますのでご安心を(^-^;
最後にこの’チョコレート・ショーグン’というネーミングした人のセンスは素晴らしいと思います(^_-)
ではでは~
※こちらのアスチルベ’チョコレート・ショーグン'もアメリカ農務省種苗登録品種で国内でも種苗法登録品種になりますので営利増殖は禁止されていますのでご注意を。