(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎が植物のことを中心に綴ってます。

ショウタロウブログ

アルセア ハローラベンダー 紫花のスポット模様のホリホックです。花弁の中心に向かって赤みがかります。

2018年7月19日

どもども~(^^)v

ありそうでない?!スポット咲きのアルセア(ホリホックの ハローラベンダーという品種についての内容になります。

雑草化している地域もあるタチアオイの園芸種なので、育て方など耐寒性や耐暑性などの性質の面は一般的なタチアオイとまったく同じ扱いで良いです。

画像とデータ

滋賀県のRose Branchさんの植栽されている株です。

  • 学名:Alcea rosea 'Halo Lavender'
  • 別名:
  • 分類:アオイ
  • 原産:地中海沿岸地域(原種)
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 3b(-30℃前後)
  • 花期:春

英国の種苗会社のThompson & Morgan社が育種したアルセアです。

決して営業妨害や悪くいう訳ではないですが、こちらの種苗会社の種ははっきり言って発芽率が悪いです。アルセアに限らずここの種を播こうとしている人はある程度のロスは覚悟した方が良いかと思います。

高さは約2m、株張りは60cmを目安にしてください。

余談ですがアルセアは北海道ですと7月から8月に開花するようですね。暖地では5月の終わりごろから咲きだします。

ハロー系は4種あります

ハローラベンダーについて

中心部はほんのり赤くなってます。光沢あります。

ハローラベンダー、と名前が付けられていますが4種あるハロー系の紫花品種になります。

「ラベンダー」とありますが、画像の通りにけっこう紫色が濃いです。そのためラベンダー感はあまりありません。

濃い紫色の花弁で中心に向かって赤みがかります。他の植物の花にはありましたが、アルセアでは初めて見る感じではないでしょうか。

ハロー系のアルセアはすべて

花弁の中心の色が違います。スポット咲きと言うのでしょうか。

正確には花弁の下のほうが色が違う、という表現が正しいかなと。

花の見本のようなカタログはないですがハロー系のアルセアは4種の画像が掲載されているサイトがあるのでリンクを貼っておきますね。

ちなみにハロー = Haloですが、

ハロー

っとこんにちわというHelloではなく、光の輪という意味のHaloです。

花弁の中心の色が違うのでそれが輪のようになっているのでこういった表現が取られたのかなっと思います。

実は検索するまで、僕は「アロハ~」というハワイのあいさつ言葉に因んで付けられたかと思っていましたが。

性質

ハロー系のスポット咲きのアルセア!と言っても特別な性質はないですが、なんせもともとがあるアルセアなので。

とりあえず撮り溜めてある画像がありますので。

寒さ

地際にロゼットを組みますが、早いと3月に入ると葉を展開し始めます。

さすがに寒さに強いアルセアなので、-8℃程度の寒さでも冬芽というか地際にロゼットを組み冬の間も地上部は少し残り越冬しました。

2月の下旬ごろに株を見たときには思ったよりも地上部は残ったな、というように思いました。

雪が多い地域やもっと寒さのキツイ地域はほとんど残らないのかなっと勝手に想像してます。

花後は

咲き切ってから適当に切っても小さい株が出てきます。

アルセアもジギタリスのように下の方から花が咲き終わりタネっぽいモノができながら花芽の上の方に出来たつぼみがドンドン咲いていく、といった感じの咲き方をしていきます。

花が咲き終わる頃には花芽の先端にチョロッと花が付いて後は全部タネっぽい丸のがついてるか枯れた花が付いてるかって感じの見た目になります。

どのタイミングでも良いですが、花芽を適当な位置で切ってしまって問題ありません。

株元から新しい芽が出てきますし、下の画像のように

切らなくても新しい芽が出てます。

切ってなくても株元から新しい芽が伸びてる場合ももちろんあります。

数年も経過した株ですと花が咲き終わる少し前の段階でかなりの量の新しい芽が出ます。

鉢管理の割には小さいながらも二本目の花芽が上がりました。

こんな感じで花芽も上がってくることもよくあります。

アルセアあるあるですね。

というわけで今日はアルセア ハロラベンダーでした~

ではでは~(^^)v

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