(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎が植物のことを中心に綴ってます。

ショウタロウブログ

アガベ グイエンゴーラ 青白くぶ厚く文字通り「ファット」な葉にそそられます。※画像は斑入り種だけです。

2018年8月26日

どもども~(^^)v

今日はヒトデみたいな形に葉が水平に展開していくアガベについてです。

斑入りも斑が入っていないのも葉が青白く、他のアガベにはそれほどないムッチムッチな葉(肉厚)がなかなか個性的でカッコイイと思ってます。

画像とデータ

ヒトデみたい・・・と思う時があります。

  • 学名:Agave guiengola
  • 別名:
  • 分類:リュウゼツラン
  • 原産:メキシコ
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 9a(-3℃前後)
  • 花期:30年くらいに1回

個人的に決してレア種ではなくけっこう見かけるアガベだと思いますが、斑入り種は人気ありますね。

なんとなくですが、アガベというと

  • トゲ
  • 硬い
  • 痛い

といった悪いというか「好まれない理由のトップ3」が連想されることが多く一般の人には敬遠されがちですが、

アガベ好き以外の一般的な人達にも人気のあるアガベ・アテナータっぽい「柔らかさ」をグイエンゴーラはあるのでそれで人気があるのかなっと勝手に思ってます。

株張りは最大で180cmほどになります。

アガベ・アテナータについてはこちらから。

葉に特徴あります

肉厚!

直径10cmくらい?

 

何がどうぶ厚いんだ

 

ってお声を頂戴するかもで、しかも比較対象するアガベがあるわけではないですが、ぶ厚い(肉厚)です。

 

斑入り種も斑がない種も株が小さい内から葉に白い粉をまといます。

どの葉もぶ厚く横に均等な長さに太陽の光の方面にむかって水平に展開していきます。多くのアガベには見られない特徴があります。

アテナータのように幹が立ってくることもないので、地面に張り付いている感じです。

大きく育っても葉の枚数が多くないのも他のアガベにはない特徴です。たいていのアガベは大きくなると葉の枚数はそれなりに増えるんですけどね。

鋭くはないですがトゲがあります。

別段に鋭いわけではないですが、トゲはもちろんあります。

育て方

気温が高い時期にブリブリのムチムチに育てよう!

耐暑性

暑さに関しては43℃の環境下でも絶好調です。むしろ酷暑くらいの暑さの方が状態が良いのでは?と思うくらいです。

そのため

ムッチムッチにデブらせるには気温が30℃以上ある7月~9月はチャンスです!

ほとんどのアガベに当てはまることですが。

植え替えもこの時期に行うと良いです。

また、真夏の直射日光に当てても斑が焼けることもないのでご安心ください。ただし僕は真夏の直射日光に4時間以上は当てたことありませんが、それ以上でもたぶん問題ないと思います。

耐寒性

斑入り株で斑の部分が赤く色づく理由は2つあります。

耐寒性というか寒さが気になる人が多いんじゃないかなっと思います。

原産地の情報では、

海抜100m~1000mの場所に主に自生している。

ようです。

また僕の温室内(無加温)の話ですが、最低気温-2℃が数日続いても目立った痛みがなく毎年冬越ししてます。なので、日当たりのよい屋内に避難させるなどの最低限の防寒をすればよほど問題ないかなと思います。

それと株が寒さを感じると斑の部分が赤く色づきます。なんとなく体感で10℃を下回ると赤っぽくなるなっという印象があります。

それ以外の時期に斑が赤っぽくなる場合は肥料切れが原因なので、植え替えるなり追肥をするなりしてみてください。

その他

葉から根っこが出てくることがあります。

モンステラやポトスみたいに気根のようなものがグイエンゴーラにたまにできます。しかもそれは葉の中に目視できるくらい太く葉を突き破って出てくることがあります

ですが、あまり根の役割をせずに葉が枯れることが多いです。というかほとんど枯れます。

なんなのかな・・・と思いますが、それが何か生育にいままで何か問題あったかというと何もなかったのでご安心くださいね。

というわけで今日はアガベ・グイエンゴーラでした~

ではでは~(^^)v

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