どもども~(^^)v
アガベの中で一番白い
と呼ばれている大型種のアガベ・フランゾシニーについてになります。
耐寒性もそこそこあるので関東以西でしたら露地での管理も多くの場所でできます。
どこかの大きなテーマパークなんかでドドンっ!と植栽したら目立つこと間違いない、と思いますがいまだに一度もそのような光景には出会ってません笑。
画像とデータ
- 学名: Agave franzosinii
- 別名:立葉竜舌、仏蘭西竜
- 分類:リュウゼツラン科
- 原産:メキシコ
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 8b(-10℃前後)
- 花期:30年くらいに1度
原産地ですがメキシコと言われていますが、一説によると自生株を見たことがある人はほとんどなくフランゾシニーは何かのアガベの実生から現れたのではないかと言われています。特に可能性が高いのはアオノリュウゼツランと呼ばれるアガベ・アメリカーナの青白い個体の実生から現れた個体ではないかという説が有力です。
まぁ色や形は似ていますよね。確かに「このアガベの実生から現れた」と言われて納得できます。
ですが、アオノリュウゼツランよりも草丈は大きくなります。
草丈は3m以上、株張りも3m以上になります。
特徴
トゲ
赤というかダークブラウン(こげ茶色)のトゲで見分けできます。
株が若い内は赤っぽく、巨大になるにつれ古いトゲは色が濃くなりこげ茶色になるのかなっと思います。
青白い葉
フランゾシニーの最大の特徴と言えばアガベの中でもっとも白いと言われる葉色でしょう。
でも白というよりは青白いという方が適切ではないかと思います。
白いアガベというとオバティフォリアとかパリィのトルンカータなんかの方が白い気がしますしね。
葉が反ります
もう一つの葉の特徴としてうねるというか、パリィなどのように葉がシャキっ!として空に向かい葉先が上に向かってなく、反って葉先が地面に向いている葉が多いのがフランゾシニーの特徴です。
と思う人が多いかと思いますが、フランゾシニーの葉は基本的に「しゃくれている」というのか反り返っているのでホームセンターの室内売り場に置かれ日光が足りなく徒長しているアガベのような見た目が正常な状態です。
要するに
フランゾシニーの葉のほとんどは反り返っている
ということです。
ちなみに葉が反るタイプのアガベは他にもあります。
「アガベ フランゾシニー」で画像検索なんかをすると、Agave franzosinii です!と紹介してあっても、2種類くらいあり「どっちが本物???」と迷われる人がたぶん多いかと思いましたので巨大になっても特徴が出てる画像を載せてるサイトを紹介します。
あと葉の付け根の部分から葉先に向かいすこしくびれている、しゃもじっぽい形なのも特徴ですね。
生長点に絡みつきます
ほとんどのアガベは葉が生長点を包み込み、その葉は徐々に生長点から離れていき新しい葉がまた生長点を包む、といった感じで葉が展開していくのですがたいていのアガベは葉が密にあるのと反り返えるものが少ないせいか、生長点が覆われているような感じには見えない場合が多いです。
しかしフランゾシニーは、巨大な株でも上の画像のような8号サイズほどの大きさでも「クルンッ」とした感じで生長点が葉に覆われている様子を見ることができます。
小苗も青白い!
小さい、3号や4号サイズのアガベは特徴があまり出ていないモノが多くかなり慣れていないと「どれが何か」を見た目で判別することはかなり困難です。
実際に上の画像なんかですと、アガベが好きな人でも
いったい何がなんだか・・・どれも同じじゃん・・・・
と思われる人が大多数じゃないかと思います。
一番大きく写ってるアガベから時計回りに、フェロックス・コロラータ・ポトレラナ・フランゾシニーの順です。
フェロックスとコロラータなんてこの画像で見る限り何がどう違うの?と100人中99.5人から問い合わせがありそうですが、実物を見ると色や質感に違いがあります。
フランゾシニーも含めてアガベはネットで画像を見て覚えてもよいですが一番は見比べて違いを判明して覚えるのが一番良いです。
実際にこの4つの中でもフランゾシニーが一番青白いですからね。
まとめ
アガベ・フランゾシニーについてのまとめになります。
アガベ・フランゾシニーまとめ
- 特に青白い葉
- しゃもじっぽい形の葉
- 葉のほとんどは反りかえる
- トゲの色(赤やこげ茶色)
- 生長点を1枚の葉が絡みつく
- 4mほどになる巨大種
フランゾシニーかアオノリュウゼツランかなど、似通ったアガベはいくつかあるので見分け方ではないですが、このポイントを押さえておくと見わけが付くのではないかと思います。
それほど大きくない株でも良いので実物を手に取って見比べるのが一番良いことですが。
というわけで今日はアガベ・フランゾシニーでした~
ではでは~(^^)v