どもども~(^^)v
英名でホワイトキャンピオン(White Campion)と呼ばれていますがCampionがどういう意味か調べましたら単純に同じナデシコ科の「センノウ」という意味でした。ホワイトキャンピオンで「白いセンノウ」です。
大きさは全然違いますが花の形がセンノウに似てるかなのかなっと思います。
ここではシレネ・ラティフォリアの育て方など性質を分布地域の1つである欧州での様子の画像を使いまとめました。
画像とデータ
- 学名:Silene latifolia
- 別名:ホワイトキャンピオン、マツヨイセンノウ
- 分類:ナデシコ科
- 原産:欧州、地中海沿岸
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 5a(-28℃前後)
- 花期:春~秋
侵略的外来種の指定はされていませんがカナダやアメリカでも自生しています。
日本でも本州の一部と北海道で野生化しているようです。「買うもの」としてとらえているので野生化しているのを知るとなんとなく微妙な気持ちになります。
高さは60cm、株張りは40cmを目安にしてください。草丈がそこそこ出るタイプのシレネです。そのため切り花として使用できます。
育て方
耐寒性
この記事内の画像のシレネ・ラティフォリア(ホワイトキャンピオン)はすべてオランダで撮ったものです。
上の画像はオランダとドイツの国境すぐそばの街の農道というか歩道を歩いていたら見つけました。欧州では雑草の中でも見つけることができる場合があります。
耐寒性と少し話が逸れましたが、この画像撮った場所は-25℃を記録したことがあるとこの付近に住んで15年という方から教えて頂きました。「自分が活動しているところすべてが凍てついた」とも言われていました。
この一文でシレネ・ラティフォリアが寒さに強い理由については詳しく語る必要はないかと思います。
耐暑性
こちらは首都のアムステルダムで見つけた株です。海を挟んでますが移動拠点となるアムステルダム中央駅から数百メートルの場所です。中央駅も写ってますね。
暑さについてですが日本でも地植えして十分に夏越しできるくらいの耐暑性は兼ね備えてます。日本と言っても縦に長いですが「湿度80%超え、35℃以上の猛暑日が平均的に15日はある」名古屋地方の夏でも問題なく育ちます。
しかしながら、好むか好まないかと言ったら高温多湿は好みません。
混植や密植を避け株が蒸れないようにしたり、植える場所の水はけを良くする工夫をすると長持ちするでしょう。
上の画像のようなシレネ・ラティフォリアの周りに背の高い草がなくいかにも風の通りが良いような感じに植えると良いかと思います。
ちなみに水はけについてもう一つ。
雪などが多い地域でも長い期間水分を保持できる土壌ですとたとえ冬でも根腐れしますのでご注意ください。
余談ですが、現地の人はこのシレネが日本のように日光がさんさんと降り注いで気温が高い国で何年も育つことを知ってものすごく驚かれていました。
日当りについて
イギリスは1年の内に200日は曇りの日でオランダは年間のうちだいたい40~30%(146日~109日)は曇りの日、と言われています。
対して愛知県を例に出しますが、雲がほぼない「快晴日」が年間で40日あり降水日がだいたい114日なので、単純に愛知県は年間の250日は太陽の陽が拝める気候です。日照時間は2168時間と全国2位です。あまり曇りの日が少ない地域になります。
何が言いたいかと言いますと、シレネ・ラティフォリアに限った話ではないですが
ということです。
下手したら半日陰でも植物によっては日当たりが良い場合があります。
シレネ・ラティフォリアも日当りを好む植物ですが、半日陰でも日本では十分に開花し育つんじゃないかと思いますっというか育つでしょう。
ちなみに「快晴日」が年間もっとも多いのは埼玉県で64日あります。
その他
シレネ・ラティフォリアはアルカリ性の土を好む傾向があります。
日本の気候では酸性の土壌になりやすいと言われていますが、酸性になったからと言って枯れるというわけではないですが気になる人は植えこむ前は苦土石灰
というわけで今日はシレネ・ラティフォリア(ホワイトキャンピオン)でした~
ではでは~(^^)v