どもども~(^^)v
今日は珍しい木立性のセダムです~
画像とデータ
- 学名:Sedum torulosum
- 別名:白麗、ツリーセダム
- 分類:ベンケイソウ科
- 原産:メキシコ南西部・オアハカ州
- 形態:非耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 11b(7.2℃前後)
- 花期:春
珍しい木立性のセダムです。
葉がセダムっぽいと言われればそうなんですが、上の画像の葉が集まっている部分だけで5cmはあります・・・大きいです。どちらかというとビジュアル的にまだエケベリアと呼ばれたほうがまだ信用されます 笑。
どちらかと言うと銘月や八千代と呼ばれるセダムに「血」が近いんじゃないかと勝手に推測。親戚的な感じなのかな、と^^;
どうしてもツルマンネングサなどのマンネングサ系のセダムとは見た目を一線引いている印象を持ってしまいますが、花はセダムです。
草丈は最大で1mほどです。
1mはなかったですが
以前2年くらいの間でしたが、これくらいの大きさのセダム・トルローサムを管理していたことがありましてた。
なんとなくこの植物の特性がわかったのでもう僕の手元にはもうありません(^^;)
画像フォルダを見てたら久しぶりに見かけたのでまとめようかなと。
特徴
特徴、と言っても特徴だらけなセダム・トルローサム。画像を見ればビジュアルがいままでのセダムのイメージを覆す、と言っても過言ではなく・・・
細かい特徴と言うと、
- 葉に水を弾く白い粉が付く
- ある程度育ってくるとこのように幹の皮が自然に剝ける
これくらいなんですが・・・・(^^;)
しかも一般的には流通してないので見かける機会もないので、どちらかと言うと育て方的な話なります。
暑さ
赤道に近いメキシコ・オアハカ州が原産なため暑いのにはまったく問題ありません。暑さというと40℃を超えるような暑さです。
暑さで枯れることはまずないと思ってください。
日照量
このセダムに限った話ではないですが、葉に白い粉を付ける植物、有名なところですとパキフィツムの星美人やダドレアの仙女盃(世界中で一番白い植物と言われています)などが葉に白い粉を付ける理由として
暑い時期の太陽からの熱射線(熱を持った直射日光)から葉を守るため
と言われています。
このセダムも気温が上がってくると葉に白い粉を付けるので、逆説的になりますが「暑くなってきて直射日光に当てると可哀そう」と暗い所に持っていくと日照量が足りなくなりすぐに徒長して間延びするので注意してください。
寒さ
寒さは基本的には10℃以下にはならないところで管理した方が無難です。
しかしながら、僕の下では無加温の温室で水を切った状態で-0.8℃まで下がってもまったく問題ありませんでした。
そのため室内に取り込むなどして寒さ除けをすれば、あまり冬越しに神経質にならなくてもよいのかな、と思います。
また寒い時期に葉が落ちることがよくあります。株に葉がなくなったりしますがあまり気にしないでください。株が生きていれば暖かくなるとまた出てきて復活します。
水やり
先述の通り最低気温が10℃を下回り始めたら水を完全に切ってください。
逆に30℃を超える時期になると水を欲しがります。水切れは明らかに株がやせ細ったように見えるのでそれから水やりをしても問題ありません。
葉が赤くなる理由
上の画像のように低温に触れたりすると葉が赤くなることがあります。
それ以外の時期に葉が赤くなるのは肥料切れです。
その場合は植え替えをするなり、化成肥料を置くなり水やりの際にかなり薄くて良いので液肥を与えると良いです。
害虫
白い粉に交じって白いカイガラムシ、たぶんミカンコナカイガラムシだと思いますが付きます。
少量の発生の時は手で処置すれば良いですが、数が増えると葉に黒い斑点が現れます。また葉は水を弾くので乳剤の入った薬で処置すると良いです。
僕はアクテリック乳剤を使っています。長い期間同じ薬剤を使うと害虫も耐性をつけますが、3年使用してますがまだ殺虫効果はあるので問題ないかなっと思ってますが、
もうそろそろ別の薬剤を使用しようと思ってます。
ちなみに気温の高い時期の農薬散布は葉が焼けたような状態になったりと株に薬害が出ることがあるのでご注意くださいね。
というわけで今日はセダム・トルローサムでした~
ではでは~(^^)v