(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎が植物のことを中心に綴ってます。

ショウタロウブログ

センテッド・ゼラニウム’ミセス・テイラー’ センテッド系で数少ない赤花で大輪のペラルゴニウムです。

2017年1月22日

どもども~(^^)v

 今日は葉に香りのある「センテッド系」ペラルゴニウムです~

画像とデータ

  • 学名:Pelargonium 'Mrs.Taylor'
  • 別名:
  • 分類:フウロソウ
  • 原産:
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 9b(-4℃前後)
  • 花期:春

ミセス・テイラーはセンテッド・ペラルゴニウムにしては花が大きく(3cmほど)、明るく濃い赤色と花の色にも特徴があります。見た目だけですと一般的なペラルゴニウムのように見えます。

またペラルゴニムにしては耐寒性に優れている種類になり、-4℃ほどの地域でしたら露地での越冬は可能です。

高さは70cm、株張りも70cmを目安にしてください。

センテッドって?

よく耳にはするけど「センテッド」ってどういう意味?

というお声を頂戴しそうなので「センテッド」の説明からまずは。

センテッド=scented=香りのある、よい香りのする

という意味です。scentedは英語です。

そのため、センテッド・ペラルゴニウムは「香りのあるペラルゴニウム」という意味です。

ペラルゴニウムってゼラニウムなの?!

ペラルゴニウムとゼラニウムって違う植物なの?いったいなんなの?

というお声を頂戴しそうなので続いて「ペラルゴニウムとゼラニウムの違い」の説明を。

ペラルゴニウム=ゼラニウム

です。

同じ植物です。

ペラルゴニウムが正式名称(ラテン語)でペラルゴニウムの俗称がゼラニウム(英語)です。

芸名と本名、といったようなものでしょうかね。

そのため「センテッド・ペラルゴニウム」という組み合わせは実は、センテッドが英語に対しペラルゴニウムがラテン語なためアンバランスなような気がするのですが、

どういう訳か「センテッド・ペラルゴニウム」の方が一般的に広く使用されています。

元々はどこの出身!?

ミセス・テイラーの話になりますが、

英国で品種改良され作出されたと言われるミセス・テイラーですが、元々はPelargonium fulgidum という種類のペラルゴニウムが親と言われています。

またこのPelargonium fulgidum は南アフリカのナマクアランド(多肉植物好きの人でしたら知らないはずないですよね ^^)という地域を横切っているオレンジ川に沿ってナマクアランドの一部と、そこから大西洋に面した西ケープ州に向かって南下している海岸沿いに主に分布しています。

特徴

葉の切れ込みが深いのもこのペラルゴニウムの特徴です(^^)

ミセス・テイラーの特徴ですが、上の方にも書きましたが目安となる草丈が70cm、株張りも70cmとあまり大きく育つわけではなく、

わい性とは言いませんがペラルゴニムにしては、というかセンテッド系の中では小さいほうです。

また通常の葉色は他の品種よりも深い緑色をしています。ちなみに上の葉の画像の株は挿し木苗のため肥料が切れていて栄養不足です(-_-;) 

多くのペラルゴニウムは水切れに強く逆に水やりの頻度が多いと根腐れしやすいですが、このミセス・テイラーは根腐れが起こりにくい、と言われています。

1年ほど触ってみた個人的な感想ですが、根腐れはどうかわかりませんが他のペラルゴニウムよりかは水を欲しがるなぁ~という印象があります。

元々は海岸や川沿いに自生している名残なんでしょうかねぇ(^^;)

 

というわけで今日はペラルゴニウム’ミセス・テイラー’でした~

ではでは~(^^)v

  • B!