どもども~(^^)v
今日は海外サイトでもあまりデータのない青花のゲラニウムです~
画像とデータ
- 学名:Geranium bohemicum 'Orchid Blue'
- 別名:
- 分類:フウロソウ科
- 原産:中欧~西欧(原種)
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 5b(-28℃前後)
- 花期:春
英国の種苗会社・Thompson & Morgan社 がゲラニウム・ボヘミクムを選抜し栽培されたゲラニウムになります。
多年草ですが、いわゆる「短命多年草」と呼ばれる部類で地域によってはこぼれ種で自生するためグランドカバーとして使われています。
ゲラニウムにしては珍しく比較的に日当たりの良いところを好みます。日照量が少なかったり日光があたる時間が少ないと、徒長しやすいですのでご注意を。
草丈は40cm、株張りは30cmを目安にしてください。花の大きさは約1.5cmくらいです。
冬期は
ゲラニウムの多くは寒さに当たると葉を紅葉させ、霜や雪が降りるとほとんど葉を落としそのまま越冬し暖かくなる3~4月頃に新しい葉が出てくる、という感じで多くのモノが越冬する印象があります。
しかしながらこのゲラニウム 'オーキッドブルー'は案外地上部を保ったままで、葉もそれほど赤くならずに株が丸くなっているように見える形で越冬します。
-9℃くらいまでしか下がらない地域ですと、比較的に地上部を残したまま越冬するようです。
僕の住んでいる地域では気温が下がってもだいたい-5・-6℃くらいで、いままで体験した最低気温でも-9.8℃なので、
冬の間の寒さがこの程度ですとこのゲラニウムは地上部を残して越冬しやすい、ということになります(^^;)
大きさ
地下茎とか出ずに1つの株が「ドドドンッ!」と横に広がりドーム状になるイメージです。この画像は8号のロングポットなので、上の画像は少なくとも24cmはすでに横に広がっている株になります。
あと、ゲラニウムというと花茎が「ビヨヨ~ン」と伸びてけっこう高いところで、高いと人の腰のあたりまで花茎が伸びてきて開花するじゃないですかね~
しかしながらこのゲラニウムはそのような花茎が伸びません。株に近いところで花が咲きやすいですね。
育て方
ゲラニウムというと太平洋側の暖地では夏が蒸し暑く、庭作りや鉢植えで育てても夏が越えない、
や
夏が涼しく湿度の低い八ヶ岳とか長野県や北海道だとキレイに育つんだけどねーダメだよね~育たないよね~
といったお声を頻繁に頂きます。
つまり
「ゲラニウム=高温多湿に弱い」
という印象が普及しているような気がしてますが、このゲラニウムは夏の暑さや高湿度の環境下でもそれほど苦にせず夏越します。
しかしながら高温多湿に強い、と言ってもやはり元々は欧州のゲラニウムなので湿度は日本と比べ物にならないほど低いので、できるだけ混植を避けたり水はけをよくするなど、
なるべく株が蒸れないような工夫は植えるときには行ってください。
ドーム状に育ちますし、水分を吸ってくれるレンガなど何かとのボーダー(境目)にはみ出すイメージで植え付けると良いかも。
というわけで今日はゲラニウム 'オーキッドブルー'でした~
ではでは~(^^)v