どもども~(^^)v
立ち上がる青い花、カンパニュラ・ラプンクロイデス(Campanula rapunculoides)の育て方や性質についてです。
暑さ寒さにかなり強く、地域によっては一度植えたら毎年ドンドン領地拡大する勢いで増える場合があります。
画像とデータ
- 学名:Campanula rapunculoides
- 別名:ハラザオキキョウ
- 分類:キキョウ科
- 原産:南西欧州(スペインなど)、小アジア、西シベリア
- 形態:耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 3a(-39℃前後)
- 花期:春~秋
僕にとって初めて育てたカンパニュラです。
上にスッと伸びた花茎にたくさんの花芽が付き、辺りに背の高い植物が他にないと薄い紫というか青い花がたくさん浮いているように見えてけっこう爽快です。
草丈は1.2m、株張りは80cmを目安に。5号鉢以上の鉢で育てても草丈は1m近くに育ちます。
性質
耐寒性
さてさてカンパニュラ・ラプンクロイデスについて検索してましたら興味深い記事を見つけました。
発信元は「アラスカ大学」の海外のジャーナル(刊行物)です。
URL先のサイトタイトルが「侵略的植物」となってまして、続いて「アラスカでは植えないで!」という項目で始まっているのですが、
一番最初がこのカンパニュラ・ラプンクロイデスになってます。
簡単な日本語にしますと、
ガーデナーにとっては「紫色のモンスター」として認知されていて、無数のタネと地下茎で生息域を広げていきます。
掘り上げて駆逐することはあまり効率的ではありません。というのはわずかな根の破片からでも再び発芽してくるからです。
アラスカという極寒の地(行ったことがないので想像ですが)でこれだけ言われるということは、このカンパニュラは寒さにはめっぽう強いということがわかりますね。
アラスカなので寒さだけではなく、雪や土が凍ることに対しても強いということが言えます。
さらにもともとの分布地域は夏は湿度のないカラッとした高温(40℃くらい)なため、単なる暑さにも強いという事がわかります。
つまり、枯らそうと思いましたら真夏に水を与えまくって根腐れを起こさせて枯らしてしまえば良い、ということになります。
関東以北や八ヶ岳界隈などではこぼれ種で勝手に増えているという話を聞いたことがあるので、
もし増えすぎ困ることがあるようでしたら掘り上げるよりも、芽が出ている周辺に気温が高い時期にとにかく水を与え続け根腐れで腐らすのがベストな方法かなと思います。
花茎
なかなかこのような姿を目の当たりにすると掘りあげて駆逐するなんて気持ちになりますよね。
5号鉢で作ってもこれだけのしっかり直立した花茎と花芽があがります。
全然グラついたりしません。
花もツボミも可愛らしいですね。
花が咲くまではまるでカンパニュラとは思えませんでしたが、花をみるとカンパニュラ。草丈のある花の小さいカンパニュラです。
日当たりが良くても半日陰でもあまり花の量は変わらなく、高温で多湿の関東以西の太平洋側の暖地でも同じように育ちます。
暖地ではこぼれタネや地下茎での増殖はそれほどひどくない、心配せずに植えられるのでは?と思います。
というわけで、今日はカンパニュラ・ラプンクロイデスでした
ではでは~(^^)v