どもども~(^^)v
今日は花が超絶インパクトがあるアリストロキア・ギガンテアについてです。
珍奇植物やビザールプランツ(Bizarre Plants)などと呼ばれることもあります。
簡単に言うと花だったり姿が「なんか変」ということです。
越冬させたので耐寒性などをまとめました。
画像とデータ
- 学名:Aristolochia gigantea
- 別名:パイプカズラ
- 分類:ウマノスズクサ科
- 原産:中央・南アメリカ
- 形態:非耐寒性多年草
- 耐寒性:USDA 10(-1℃前後)
- 花期:夏
花の大きさは30cmほどあります。
しかもブドウが成るようにぶら下がる感じで花が咲き、株が育ち大きくなるとたくさん花が咲くのでこんな花がたくさんぶら下がっている光景はかなり強烈です。
ネタにはなりますけどね。
それと常緑でつる性です。
そのため何かのきっかけで葉が大量に落ちたりしたら「え?もしかしたらヤバイ?」と思われた方が良いです。
つるは5~6mくらい上にも横にも伸びます。
珍奇な花
開花前
開花直前の様子です。
開花前からかなり異質な姿です。
ソーセージがぶら下がってるようにも見えなくはないです。
開花期は夏としましたが、感覚的に6月から10月くらいの間はまばらでも開花しているような気がします。
気温で言うと最高気温が25℃以上ある季節の頃は咲いてる感じです。
開花する直前は空気が充満するのか膨らむせいか柔らかいです。
触ると意外にクセになる 笑。
つぼみ?
つる性なので生育期はドンドンあっちこっちに伸びていきます。伸びていった先に上の画像のような、
なんて言うんだろ・・・
アルファベットの「Z」
みたいなものができたらそれが膨らみ大きくなるとソーセージのような感じになってソーセージが割れて開花、というのが開花までの流れです。
株元は気のように木質化します。
育て方
育て方、と言っても冬越しや越冬方法などの耐寒性についてを知りたい人が多いのではないかなっと思います。
耐寒性
いくつかの由緒ある海外サイトを見てたら室外というか露地で越冬させる場合は-1℃を下回ると高い確率で枯れ死する、と書かれていました。
なので、この株は無理に露地で
「スパルタ越冬実験」
させずに無加温の温室内で放置することに。
12月中旬ごろから3月中旬までの間は水やりをせず(やったとしてもかなり少量)、手を入れることもなくそのまま放置。
気温の低い時期には水やりしない
という熱帯植物を越冬させる鉄則を貫き3月下旬になり
赤い点線の丸で囲みましたが、新芽だろうなっと思われるモノを発見したので水やりを行いはじめました。
それで耐寒性ですが、当温室は無加温のために冬季は-2℃まで下がることなんかはしょっちゅうです。
そのせいか
葉色は全体的に薄くなり4割くらいの葉は寒さにやられ枯れました。
霜にも雪にも寒風も当たらない無加温温室ですが、この様子を見る限り-8℃前後まで下がる露地では間違いなく越冬できないだろうなっと確信。
親株にしようと思っていて大きく育てようと考えていた株だったので越冬できて良かったです。
まとめると
- やはり基本的に-1℃以下になるとアリストロキア・ギガンテアはマズイ
- 越冬させる時は霜にも雪にも寒風から守ること
- 水は基本やらない。水やりする場合でも間違ってもたっぷりやらない
その他
その他で気を付けることはほとんどありません。
気温が高いとグングン伸びていくので邪魔になったら切ってしまえばよいです。
それとけっこう種というか鞘ができます。
採種できる!
とテンションが上がりましたが受粉が上手くいってなかったせいか熟して真っ黒になってから鞘を明け種を見ましたが、残念ながら中身には薄っぺらく平たい明らかに「種らしい種」ではないものがほとんどでした。
それでも鉢管理であまり肥料もやらなかった割に鞘まではできたので大鉢管理したら種はたくさん採れるかも。
というわけで今日はアリストロキア・ギガンテアでした~
ではでは~(^^)v