(元)バックパッカーな園芸家・伊藤章太郎が植物のことを中心に綴ってます。

ショウタロウブログ

2011年から育ててるクランベ・コーディフォリアがまだ咲かない。なぜだ?

2016年10月20日

どもども~(^^)v

今日は「大きくなる植物好き」の僕がまだ攻略できてないモノです~

画像とデータ

元画像:https://davisla3.files.wordpress.com/2013/07/crambe-cordifolia.jpg

  • 学名:Crambe cordifolia
  • 別名:ハートの形をした葉のキャベツ
  • 分類:アブラナ
  • 原産:トルコ,コーカサス地方
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 7b(-15℃前後)
  • 花期:春

どうのような基準で「大きくなる認定」をしているか、と問われると基準はなく、木ではなく「草」と呼ばれるモノが1mを超えると「大きくなる認定」をしてるかな、と(^^;

クランベ・コーディフォリアはアブラナ科の「草」ですがまぁビックリの草丈は

180cm越え、株張り180cm越えです

植える場所はしっかり確保してくださいね。

はぁ・・・いつになったら上の画像のように咲いてくれるんかしら・・・・orz

年中露地放置でOKです。

情報が少なかったので

確か2011年の秋に苗を手に入れて、その時に

「これは完成形を見たい!!!」

と思ってのを覚えてます(遠い目)。

2012年2月下旬の様子。温室に入れていたので葉が展開する時期が早かったです

かれこれもう5年はお守りをしているクランベ・コーディフォリア。検索しまくったおかげで何も見ずに「Crambe cordifolia」と打ち込めるようになりましたとも、もうね。

生産者はおろか栽培したり育ててる人も国内で少ないんですよね~この植物。

2012年の10月頃の様子。苗の状態から1年で8号鉢からはみ出ます。

どこかからの情報で「種まきからの株は開花まで3年は必要」とあったのでそれくらいは我慢しようと思いました。

まずは1年の生育サイクルを把握するために1年で枯らさないように気を付けました。しかしながら海外サイトで情報を集めていくにつれ、年中露地での栽培が可能だろうな、放置プレイでまったく問題ないであろうなという予測が経ち

栽培1年目から露地放置をしましたがやはり予想通り年中露地でOKでした。

耐寒性

露地放置で気を付けないといけないのがまず寒さですが、耐寒性はだいたい-15℃から-20℃くらい、と記しているサイトが多く僕が活動している地域は温暖な愛知県西部でも低温になりやすい地域ですが、

-10℃以下になることはほとんどないのでまぁ問題ないかな、と思いましたが実際寒さに関してはここではなんら問題ありませんでした。

真冬はこんな感じで球根というのか地際に根っこのようなものが肥大化したモノ(クラウン)だけが地上部に残ります。

耐暑性

原産地のコーカサス地方にはまだ行ったことはないですが、原産地に含まれるトルコの東側らへんの気候はなんとなく想像できるので(過去にいろいろな場所からトルコに入国してますので(^^; )、

夏は40℃越えでかなりカラっとしていて太陽の日差しが肌に突き刺さるような気候です。

またこの地域にはユーフォルビア・リギダなんかの自生地に含まれます。シクラメンのなんとかもそうだったんじゃないかな。

カラッとして暑いという日本にはない気候なのため高温時はともかく加湿、それと土の中に水分が多いと水分過多で根腐れで枯れるだろうなぁ~と予測。

でも実際育ててみて、水やりはあまり気にしなくて良いかなと。水やりをした後に土が長い間水が抜けないような土でない限り水やりについては気にかけなくてよいかなと。

トゲと呼ぶのには微妙なトゲっぽいものが葉にも茎にもあって地味に痛いデス。

巨大になるので混植はしにくいと思いますが、混植は蒸れ死する観点からも葉の1枚1枚が大きくなるのでこのクランベの近くに何か植えるとたぶんクランベの葉が影になって近くに植えたモノの生育に支障が出ますなので独立させて植えた方が良いでしょう。

害虫&病気

消毒しないとあっという間に餌食になります

害虫に関しては・・・なんだろ・・・具体的に挙げきれないくらいなんでも寄ってきます。アブラムシ、アオムシ、ハダニ、コナジラミ、バッタ等々・・・・。

「結球しないキャベツ」という名前の通り、アブラナ科が好きな虫はなんでも付きます。僕はアブラナ科が春を迎えると地獄絵図になる、と印象があるくらい虫が付く印象があります。

クランベ・コーディフォリアを庭植えしたことがある人から最初に出た言葉は

「あーあの春になると虫まみれになるのね!」

でしたからね・・・・そのためモスピラン、アルバリン、ベストガード、アクタラ等々・・・毎年数回これらを使い分けて散布してます。

アクタラは効果のある害虫が広くけっこうオススメです。

アクタラ → シンジェンタジャパン アクタラ顆粒水溶剤 500g

病気はあまり気になったことがないのでないのかな、と思ってます。

ではなぜ咲かない???

ついに尺鉢(観葉植物を入れる30cmのプラ鉢)に植えました。

たいていの巨大化するセファラリアなどの多年草は鉢で育てる場合は草丈が大きくなる分、根もしっかり張れるように尺鉢以上で育てたほうが良い場合が多いのですが、

9号鉢に1年前に植え替えていたので、「これなら咲くだろ~」っと勝手に思い描いてましたが咲かず。どうもまだ小さいのか・・・ということで先日尺鉢に植え替えました。

ダイコン・・・・?

それでクランベ・コーディフォリアについてまとめようともう一度、あれほど検索しまくった海外サイトをまた巡っていくと大正義のRHSや某植物園など信頼できる組織のサイトに、

「よく肥えた土の方が良いよ」

的なことが書いてあり・・・・鉢での管理だもんなぁ~開花前あたりから液肥を与えても良いくらいなんかな~と少し考え、

植え替えたばかりの尺鉢からいったん株を抜き取って基本なんでも「スパルタ教育」で育てる僕にしては珍しく堆肥の中でも肥料分の高い鶏糞を混ぜ、また植え替えしました。

陶酔している訳ではないですが、大正義と言ってしまう所以は200年の歴史のある園芸団体・RHSだからで、そのサイトにはさらに

「開花まで3~5年」

とあったので、もうそろそろかな、とは思ってますが・・・・

 

さて・・・来年はどうなることやら・・・・

5つくらいあったクランベ鉢ももうラスト1鉢・・・・放置しすぎて水を極端に切らしたり、逆に水を与えすぎていくつか枯らし、今年は間違って除草剤をかけてしまって・・・・

この最後の1つが開花せずに枯れたら・・・・泣くわ(-_-;)

というわけで、今日はクランベ・コーディフォリアでした~

ではでは~(^^)v

 

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