ファセリア カンパヌラリア(カンパニュラリア)の青い花です。

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ファセリア・カンパヌラリア(カンパニュラリア)。上手に育てるポイントは5つ!水のやりすぎ注意!苗の状態で植えよう!

2016年10月3日

どもども~(^^)v

 今日はハマる青花です~初めてこの花の青さを目にした人はすぐに虜になるほどの「青花」についてです。ここではファセリア・カンパヌラリアの育て方をまとめました。

この記事を書いた人

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から知識や資金などなど、重要なモノがほぼ0の状態から園芸を生業にした元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。

もう少し詳しいプロフィールはこちら

画像とデータ

ファセリア・カンパニュラリアの鮮やかな青い花

吸い込まれそうな青花です(^^)

  • 学名:Phacelia campanularia
  • 別名:ブルーベル,砂漠の鈴
  • 分類:ムラサキ
  • 原産:アメリカ
  • 形態:耐寒性一年草
  • 耐寒性:USDA 10b(1.1℃前後)
  • 花期:春

ブルーベルという名称が付けられるているだけにまさに「青い鈴」という形をしているカリフォルニア州周辺原産のファセリア。

僕はカリフォルニアはおろかアメリカにはまだ行ったことがなくカリフォルニアがどのような気候で土地なのかまったく知らないのですが、

基本的にはこのファセリアはカリフォルニアの南部の限られた地域に自生しているようです。

ユッカやホワイトセージなどとかも自生している地域です。

それと主に砂漠地帯に自生しているようですが、耐寒性はそこそこあります。信用はまったくできませんが、一説には-17℃の下でも持ったとか?!

また砂漠地帯に自生しているためか、「砂漠の鈴」とも呼ばれています。

僕が「ファセリア」という植物の存在を知った最初の種類がこのカンパヌラリアです。

草丈は30cm、株張りは15cmほどを目安に。

特徴

売れ残ってても毎年作ってしまうほど好きなこのファセリア・カンパヌラリアですが、植え時があります。

短いですが

こちらのセリンセの記事でも同じことを書きましたが、

園芸学や植物学的な裏付けがあるわけではなく完全に経験則からムラサキ科は全般的に

 

開花し始めると肥料をものすごく欲しがる傾向にある

 

印象があります。

また

 

開花した後は株がそれほど大きくならず、期待したほど生育しない

 

印象もあります。

ポットに入ったままで開花してしまうとドンドン株元の葉から黄色くなったり傷んで落としていって、ヒョロっとした「みすぼらしい苗」になり、

なおかつすぐに植え替えてもそれほど大きくならない、という(-_-;)

肥料切れで色が悪くなった葉も100%回復するわけでもないですしね。

そのためなるべく長く花を楽しむためには最低限、

  1. できるだけ早めに開花前の小苗を植え付けること
  2. 植え付ける場所にはある程度の肥が効いていること

この2点の条件をクリアーする必要があります。

加湿は厳禁

上の方でも書きましたが、ファセリア・カンパヌラリアは主に砂漠地帯に自生しています

そのため加湿の状態は好みません

たいていの場合に加湿という状態が引き起こす問題は、水持ちが良い土に植えたことによる根腐れがほとんどです。

Googleの画像検索で Phacelia campanularia と検索すると色々な画像が出てきますが、ファセリア・カンパヌラリアが自生している画像を見つけることができます。

こういった画像がすぐに見ることができるのがインターネットの便利なところですね。

柱サボテンの足元で活動するくらいなので、相当乾いている環境と言うことができるでしょう。

そのため

 

土は極力水はけを良くしたり水やりを控える、

鉢植えの場合は雨が降った次の日がカラッと晴れるような予報の時は雨が降る前に避難する

 

などの処置をした方がリスク回避ができるのでは、と思います。

ポイント

  • 植える場所や土は極力水はけを良くする
  • 水やりをなるべく控える
  • 相当乾く環境でも良い

水やりの良いタイミングの見極め方についてまとめましたのでこちらも参考にしてもらえると嬉しいです。

植える苗と時期が肝心

ファセリア・カンパニュラリアが植栽されている様子

ラミウム’ビーコンシルバー’との混植(^^)

さて、植える苗と時期についてですが最初の方に最低限

  1. できるだけ早めに開花前の小苗を植え付けること
  2. 植え付ける場所にはある程度の肥が効いていること

と書きました。

2の植え付ける場所の肥が効いている云々は問題ないかと思いますが、

1の開花前の小苗を発見するのがなかなか難しいと思います。

というか、かなりの地域ではお店で見つけることはほぼ不可能だと思います。

というのはこのファセリアどころか、いかんせんファセリア自体を栽培している農家さんが全国的に少ないです。

開花前の小苗がどういう苗かと言いますと、

僕が毎年春(3月頃)に販売を始める時は

ファセリア・カンパニュラリアが販売されている苗の様子

まず一般の人は手を出さないビジュアル 笑

このような状態です。

ファセリア・カンパヌラリアが何かを知っている人でないとまずお店に並んでいても買わないでしょう(^^;

花のイメージでファセリア・カンパヌラリアを園芸店に探したとしても、

おそらくこの状態からあのような青い花が咲くとは想像できる人は少ないんじゃないかと思います。

もしかしたら実は園芸店に置いてあってもこの状態の苗がまさかあのファセリアだとは思わない、という可能性もあります。

 

でも植え付けるならこれくらいの苗を植えた方が花付きも生育もその後の経過が全然違います。

 

地上部が全然育ってないように見えても、ポットの中はしっかり根は回ってます。ホントに。

ごくごく少量ですが、実際に市場には2月下旬あたりから4月上旬あたりにはこのような状態の苗は出回ってます。

ファセリア・カンパヌラリアに限らずセリンセを含む春に咲くムラサキ科の一年草は短期間ですが、

開花していない苗の状態で植えこむと、株元の葉が傷んだりせずに良い状態を比較的に長く楽しむことができます

なので、難しいかもしれませんが「植えてみよっかな~」と思われた方は小苗を探してくださいね。

あ、ファセリア・カンパヌラリアは直射日光が4時間くらい当たればちゃんと育ちますのでけっこう植えられる場所は選べるかと思います。

こぼれ種

発芽したばかりのファセリア・カンパヌラリア。

葉の色は小苗の状態でも「カンパヌラリア感」が出てます。

こんな鮮やかでキレイな青い花が毎年こぼれ種で増えてくれると・・・・・

なんて期待をした人は多いのではないでしょうか。

しかし現実は厳しいです。ほぼ不可能だと思います。

実際に9月から10月頃にタネがこぼれて自生えすることは多いです。ですが、国内のほとんどの地域ではまず越冬ができないでしょう。

育ち始めたばかりの小さい苗は軽い霜に弱いですし、雪はもちろんNG。

以前余ったカンパヌラリアをまとめて捨て場に持って行き、秋頃にこぼれ種でけっこうたくさん発芽したのですが、

え?この程度の霜でも枯れるの?

という経験をしたことがあります。

地中海沿岸の特に温暖な地域ですと増えすぎて特定外来扱いにしている国もあるようなので、霜が降りる心配がなく冬でも雨の少ない地域でしたら

もしかしたらこぼれ種で毎年勝手に増えてくれるかも・・・です。

雨のことも考えないといけないので国内だと本当に限られるんじゃないかと思います。

育て方まとめ

とあれこれ書いてきましたが、まとめますと

まとめ!

  • 開花した苗ではなく開花していない苗を植え付けること
  • 開花するととにかく肥料を欲しがるのでしっかり肥えを効かせて
  • 植える場所や土は極力水はけを良くする
  • 水やりをなるべく控える
  • 相当乾く環境でも良い

この5点です。

春の気温が上がってくる時期はどの植物も水を欲しがるので、なるべく水を欲しがる植物の近くに植えたり置かない方がよいのかなっと思います。

ホースを持ってついついクセで一緒に、とかついでに、みたいな感じでファセリアにも水やりをしてしまう可能性があるので。

ファセリアについてはこちらもご覧ください。

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では今日はファセリア・カンパヌラリアでした~

ではでは~(^^)v

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