PR ナンバンギセル 植物

寄生植物・ナンバンギセル(南蛮煙管)の増やし方や育て方、花などを6項で語ってみた。寄生先があるとよく育ちます。

2016年8月19日

どもども~(^^)v

 今日は見た目が植物っぽく見えない、でもどこか愛嬌があるものです~

この記事を書いた人

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から知識や資金などなど、重要なモノがほぼ0の状態から園芸を生業にした元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。

もう少し詳しいプロフィールはこちら

画像とデータ

  • 学名:Aeginetia indica
  • 別名:キセルソウ
  • 分類:ハマウツボ
  • 原産:日本、アジア東部、アジア南部
  • 形態:耐寒性一年草
  • 耐寒性:USDA 8b(-9℃前後)
  • 花期:夏

名前は知っていましたが、実物を見る機会があり見つけた時はテンションが上がりました(^^) 草丈は15cmほどありました。

こちらもニホンムラサキと同様に万葉集に載っている植物です(^.^)

このナンバンギセルの耐寒性についてはアメリカ農務省のデータで参考になるものがなかったので僕が見つけた地域の最低気温を参考にしました。一応目安になれば、と思います。

寄生植物です。

性質とか生態については恥ずかしながらまったく知らなかったのでGoogle先生にお願いをしたところ、

寄生植物

だったという(@_@)

 

ちなみに寄生植物とは

寄生植物とは葉緑素などが持ち合わせてなく独立した状態では生育できない植物が、他の植物の幹や根などに自活するために寄生し一方的に栄養分を吸い上げる植物のことをいいます。

自分でまとめてみました(^^)

 

寄生植物というとヤドリギのような形しか思い浮かばなかったので、いろいろと読んでいくと

 

「へぇ~」

 

とか

 

「そうなんだぁ~」

 

と思わず唸ってしまうことがたくさんありとても勉強になりました<(_ _)>

 

寄生先は限られる?!

こんな場所に自生してましたので「?」となりましたが理由がわかり納得('_')

上の画像のように見逃してしまうであろう場所にあったので、

 

なんでこんなところに?!

 

と不思議に思いましてね。重複しますが名前は知ってても生態はまったく知らなかったので色んな方の記事を読んでホントに勉強になりました。

ナンバンギセルの寄生先は基本的にイネ科植物のようで、ススキやイネ、ミョウガ、サトウキビなどが一般的です。

基本的にイネ科としたのは、カヤツリグサ科植物でも寄生した例やなんとセダムにも寄生した事例もあるようです。興味深いですね(^^)

 

寄生された植物の多くは生長を阻害され枯れさせることもあるので重宝がられる反面、イネやサトウキビなどの作物にも寄生するので厄介がられることもあったりし、

人間さんサイドというかこちらサイドで扱いがまるっきり違うというなんとも身勝手な扱いを受けることもしばしば(-_-;)

 

ナンバンギセルの記事を読んでいてちょっとした人間さんサイドの「闇」の部分も垣間見れました 笑

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増殖は?

寄生植物とか自立して生きられないとか、そういった知識がまったくなくこの植物を見た時の第一印象は

「球根かな?!」

と思ったのですが、見事にそれも外れ・・・(;^_^A

 

その後「ナンバンギセルは一年草」ということがわかり

 

思わず、

 

「これ、実生繁殖なんだ・・・・種まきなんだ・・・」

 

と言ってしまいました(^^;)

思い込みで勝手に一年草はないだろうと思っていたのですごく意外でした。まぁ生態をご存知の方でしたら「何を言っているんだ」とご指摘を頂きそうですが。

 

それで増殖方法ですが、

開花後、黄色い粉のような種ができます。地域差がありますがだいたい9月~10月には黄色の種できます。

増殖をするためには寄生下となるススキなどの植物を用意して、ナンバンギセルの種を用意して種が出来る秋に直接寄生下の植物の株元に播いてください。寄生下の植物の株元にふりかける程度で良いですが、寄生下の植物の株元を少しほじくって根が見えたらそこに播くとより効果が高いです。播くのは年が明けて少し暖かさを実感し始めた3月ごろでも良いです。

 

そうすると翌年の夏頃に

こんな光景が見られるかも(^^)

販売ってされてるの?

以上のことで増殖自体はそれほどむつかしいものではないのはご理解いただけたと思いますが、

ナンバンキセルってあまり流通してないですよね?!

少なくとも僕はほとんどお店で見たことないです。

一般的に流通が少ない理由として考えられるのは、寄生下の植物を育てつつこのナンバンギセルをつぼみの状態かもしくは芽が上がって来たのを確認して出荷しないといけないからだろうなぁ~と1人妄想。

仮に販売する段階になってらナンバンギセルの芽がいくつ出てるかで値が変わったりして、そりゃまぁめんどくさいだろうなぁ~・・・と1人妄想。

しかも花期が園芸店が一年で一番の閑散期の真夏・・・店頭でもロスするだろうしなにより市場では何を出荷しても値が付かない時期・・・・orz

 

そりゃ流通量は圧倒的に少ないですわね・・・(-_-;) 

最後に名前の由来を

 

 

 

画像フリーサイトでピッタリのが見つけられなかったのですが、煙管(キセル)の形に似ていることが由来ですわね。

詳しく書かなくても「ナンバンギセル=南蛮煙管」とすぐにわかりますよね(^_-)

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というわけで、今日はナンバンギセルでした~

ではでは~(^^)v

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