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ヘスペラロエ カンパヌラタ(Hesperaloe campanulata)の育て方。 ベル咲です。

2020年8月26日

どもども~(^^)v

ヘスペラロエ カンパヌラタ(Hesperaloe campanulata)というユッカに似た植物についてです。

耐寒性のある多肉植物と形容されることもあり、性質も育て方も基本的にユッカと同等の扱い方で良いです。

カンパヌラタは文字通り花がカンパニュラのような形をしているからで、他のヘスペラロエよりもしっかり花弁が開きます。

この記事を書いた人

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から知識や資金などなど、重要なモノがほぼ0の状態から園芸を生業にした元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。

もう少し詳しいプロフィールはこちら

画像とデータ

Hesperaloe campanulata

ベル咲き?キキョウ咲き?

  • 学名:Hesperaloe campanulata
  • 別名:ベル咲のユッカ
  • 分類:キジカクシ
  • 原産:メキシコ
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 7b(-15℃前後)
  • 花期:春ごろから

ヘスペラロエは形状や暑さにも寒さにも強く開花しても枯れないなどの性質からユッカに例えられることが多いです。

ヘスペラロエ・カンパヌラタは花の形がベルフラワー(キキョウ)に似ているということで、ベル咲きのユッカ(Bell flowered Yucca) と呼ばれます。

ちなみに他のヘスペラロエも案外ベル咲きっぽく見えるものが多いです。

 

その他のヘスペラロエの花

 

草丈は90cm、株張りは60cmほどを目安にしてください。

なお花茎が上がると2m以上の高さになります。

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特徴

違い

おそらく日本国内ではヘスペラロエというとパルビフローラ(H.parviflora)が一番知名度があるかと思います。

パルビフローラはつぼみと花が赤いため「レッド・ユッカ」と呼ばれています。

地植えのヘスペラロエ パルビフローラ

パルビフローラは外側の葉が反る。 @ _rosebranch_

カンパヌラタとパルビフローラの違いですが、

 

違い

  • 葉が上に向かって直線的に伸びるかどうか
  • つぼみが赤いかどうか

 

この2点になります。

 

滋賀県米原市のRose Branchさんで植栽されているヘスペラロエはパルビフローラですが、パルビフローラはある程度の大きさになると葉が曲がります。

実生ですと3年目あたりから葉が曲がり始めます。

葉が直線的な植物

葉が曲がらずまっすぐなカンパヌラタ。

対してカンパヌラタは葉はほとんど曲がらず基本的に上に向かって伸びます。

つぼみ

ヘスペラロエ パルビフローラの赤いつぼみ

ヘスペラロエ パルビフローラの赤いつぼみ

パルビフローラがレッドユッカと呼ばれる所以の赤い蕾。

かなり明るい赤色なため開花していなくても見ごたえのあるつぼみです。

 

続いてカンパヌラタ。

ヘスペラロエ カンパヌラタのつぼみ

ヘスペラロエ カンパヌラタのつぼみ

赤いと言えば赤いですが、パルビフローラと比べるとだいぶ薄いです。

開花する時期の気温等でもしかしたら濃淡に差が現れるかもしれませんが、2種類を見比べてみてカンパヌラタは薄かったので一つの特徴として捉えてよいかなっと思いました。

なお開花期間ですが、僕の圃場にある1株は4月から11月まで咲いていたことがあります。

なんとなくある程度育った株で20℃以上あれば咲いている植物なのかなっという印象を持っています。

育て方

ヘスペラロエ カンパヌラタ

花芽が上がると2m以上の高さになります。

人によっては多肉植物と呼ぶことがあり、「耐乾性」に優れています。つまり乾きにかなり強い植物です。

しかも寒さにも暑さに優れ「どうやったら枯れるか」を考えた方が良いくらい管理が楽な植物です。

雨が降ると数週間にわたり水が溜まるような土や場所を除けば、ほぼどんな土でも育ちます。もちろん日当たりは良い方が育ちは良いです。

 

枯れるとしたら保水力のある土に植えて毎日水やりを行うっといった無茶なことをすることぐらいしか思い浮かびません。

 

乾燥した状態を好むということもあり、ユッカが育つ場所でしたらヘスペラロエは育ちます。

 

鉢植えでも株の大きさにもよりますが、4号ポットサイズ程度の株でも真夏に日差しが6時間当たる場所での管理で20日ほど水やりをしなくても枯れません。

これらの点でも見た目が似ているユッカやアガベ、ダシリリオンなどと同じようにドライガーデン向きの植物です。

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耐寒性

ヘスペラロエ 耐寒性

2月の様子。

耐寒実験を行った年の冬の最低気温が-4℃までしか下がらなかったので、それ以上は人から聞いた話でしかわからないですが、

-4℃程度の寒さでしたら上記のように屋外放置でもほぼノーダメージで越冬します。

寒さで葉の色が変わる植物。

若干黒っぽくなります。

霜等に当たると葉が変色することがあり傷んで落ちることがありますが、たいていは気温が上がってくると緑色に戻ります。

寒さですが国内で-15℃の地域で地植え越冬しているという話を聞いたことがあるので、寒さに対しての耐性もユッカにかなり近いモノがあります。

根腐れしない限りは枯れないのかなっと思います。

耐暑性

葉に白いヒゲがある植物

この「ヒゲ」が特徴的。

暑さに関しては何も心配することはありません。

猛暑だろうと酷暑だろと暑さが直接的な原因で枯れることはないでしょう。

 

耐寒性の行でも書きましたが、枯れるとしたら水のやりすぎでの根腐れだけではないかと思います。

 

参考までに鉢植えで、ですが一か月で20日ほどぐずついた天気が続いたある年の7月にずっと屋外に出していたことがありますが、

根腐れはおろか葉痛みも見た目は何も問題なかったです。

 

そのためこの植物を枯らすとしたら

  • 日光のまったく当たらない真っ暗な場所
  • 半年ほど完全に断水する

くらいしか方法はないのかなっと思います。

それほど手間がかからない植物です。

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というわけで今日はヘスペラロエ・カンパヌラタでした~

ではでは~(^^)v

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