キングフィッシャーデージー

実物はもっと良い青色です。

PR フェリシア 一年草・二年草 植物

キングフィッシャーデージーことフェリシア・ベルゲリアナの育て方。すっごい青色!

2021年3月20日

どもども~(^^)v

キングフィッシャーデージーことフェリシア・ベルゲリアナ(Felicia bergeriana)の育て方などすべてです。

種まき時期をズラしたりし通年で様子を見ました。

年間を通じて水のやりすぎに注意し、日当たりの良い場所に置くなり植えるなりしましょう。

 

一年でもっともが青色が鮮やかなのは初春から春にかけてです。

青系の色の画像や写真は実際の青色と異なって見えるということを聞いたことがありますが、この青い花色はまさにそれが当てはまります。

この記事を書いた人

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から知識や資金などなど、重要なモノがほぼ0の状態から園芸を生業にした元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。

もう少し詳しいプロフィールはこちら

画像とデータ

フェリシアの花。

実物はもっと良い青色です。

  • 学名:フェリシア・ベルゲリアナ
  • 別名:キングフィッシャーデージー
  • 分類:キク
  • 原産:南アフリカ
  • 形態:非耐寒性一年草
  • 耐寒性:USDA 9b(-1℃前後)
  • 花期:四季咲

フェリシアと聞いても「?」となる人が多いと思いますが、「ブルーデージー」と聞くと「アレだ」と思う人は多いでしょう。

このフェリシア・ベルゲリアナはキングフィッシャーデージーという英名がありますがブルーデージーの仲間です。

やや乱暴な言い方ですが、総じて「フェリシア=ブルーデージー」と思っても良いです。

ブルーデージー

よく見かけるブルーデージーはこちら。

個人的にですが「ブルーデージー=南アフリカ原産」と疑いのない認識を持っていましたが、検索したところキングフィッシャーデージーも例外なく南アフリカ原産でした。

キングフィッシャーですが英語で「カワセミ」という意味です。

日本以外でカワセミを見たことなく、海外のカワセミの印象がなかったので「kingfisher」で検索したら色々なカワセミが出てきてちょっとビックリしました。

なんとなく「カワセミは青い」と思っていたので、キングフィッシャーでキク科だからデージーというのは納得できました。

草丈はだいたい20cm、株張りも20cmを目安にしてください。

 

山梨のシンプリーガーデンさんの圃場にてこのブルーデージーを初めて見て、実物を頂き育てることができました。

Simply Garden さんのサイトはこちら

この記事を書けるのはシンプリーガーデンさんのおかげです。

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育て方

kingfisherdaisyの画像

5号鉢で育てました。

性質は種が出来たら必ず枯れる一年草です。

一年草と分かっていても何か他に特徴はないものか?ということで、

種まきをズラして株を持ち続けて真夏にも真冬にも開花させ1年中様子を見て管理してみました。

 

結論から言うと、日当たりが良く、水はけが良い土に植えると育ちが良いです(誰でも知っていることですが)。

kingfisher daisy

葉の形も他のブルーデージーと異なります。

日当たりが悪いと花が咲かず茎が間延びし徒長します。

水をやりすぎたり、高湿度に強くなく30℃以上の気温の環境では枯れやすいという性質も他の種類のフェリシア(ブルーデージー)とまったく同じです。

耐暑性

夏に咲いた青い花。

気温が30℃を超えると花色が薄くなる。

「性質はほぼほぼ他のブルーデージーと同じ」なので暑さは苦手です。

それと60%以上の高湿度が続く時期ですね。

 

さらに雨が多く高湿度の典型的な日本の夏の気候もそうですが、水はけが悪い土や場所も苦手です。

水やりが多くて生育障害が現れた葉

水やりや保水力が多い土に植えると葉の先が茶色くなります。

株が古くなると地面に近い古い葉が茶色くなりやすいですが、このように葉の先だけ茶色くなるのはやや土に水分が多い状態です。

水やりの頻度が多いか、排水性が悪いか保水力のある土なのか、ともかく土がキングフィッシャーデージーに合っていないかのどちらかです。

 

湿度の低い春でも水はけが悪い場所に植えてあると、気温が一時的に上がった翌日にいきなり枯れることがあります。

春は毎年気温の乱高下がありますし、水やりなどには注意してくださいね。

耐寒性

真冬に耐えたブルーデージー

暖冬だったので屋外でも問題なかったです。

寒さについてですが、上の方に-1℃と書きましたが実際は霜が降りない環境でしたら-3℃でも問題ありませんでした。

 

ですが、冬季は防寒したほうが良いです。

 

耐寒の具合を見た年が暖冬だったのであまり参考になりませんが、-3℃ほどの寒さに1、2日程度の日数を屋外で晒されるのでしたら霜焼けなど葉に痛みが入りません。

ですが冬の時期は屋外に置くのはオススメしません。

 

理由として

 

注意

  1. 霜にそれほど強くない
  2. 雪にはかなり弱い

 

からです。

耐寒の具合を見た年は暖冬で霜もほとんど降りなかったためで、

毎年数日は屋外のホースの中の水が凍るくらいの低温が当地ではあるのですが、

この年は降りるはずの霜も降りずに霜に対してどれくらいまで「耐える」か把握できず。

 

ですが、3cmほどのほんの少しの積雪で屋外で運良くこぼれ種で増えていた株(20株ほど)が全滅しているので、たぶんガッツリ霜が降りるとダメだろうなっという気がしています。

 

雪に弱いのはキングフィッシャーデージーの原産の南アフリカの標高が低く、比較的に温暖な地域(喜望峰のあるケープ地方)に分布しているためでしょう。

寒さに当たると茎が赤くなるので、茎が赤くなった場合は「寒いです」というサインと判断して防寒するなり移動するなりしたほうが良いでしょう。

切り戻し

間延びした株

風に当たらない環境だと伸びやすいです。

徒長してしまったり思った以上に伸びてしまった場合には切り戻して良いです。

上のような画像の株を

切り戻しした後の株。

しっかり切ってみました。

これくらいまで切っても問題ないです。

この株は秋に発芽し1月に入ったころにちょっと伸びてしまったので、一度切り戻して3.5号ポットから5号ポットに植え替え3月上旬に開花しています(トップ画像)。

 

切り戻しで気をつけたいことがあります。

高温多湿の時期に切り戻すと高確率でそのまま枯れますのでご注意を。暖地基準で6月以降です。

性質が一年草ということもあり種を付ける前に切り戻すと長く楽しめますが延命措置に近いので、

発芽してからそれなりに時間が経過した古い株を切り戻しても芽吹かない場合がある、ということも覚えておいてください。

 

また切り戻した次の日が雨予報という日は切ったらそのまま放置せず、雨に当たらない場所に移動させるなどした方が良いです。

切った場所に水分が入ることで腐ることがあります。

 

というわけで今日はキングフィッシャーデージーでした~

ではでは~(^^)v

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