ユーパトリウム アイボリータワーズの花

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ユーパトリウム 'アイボリータワー' の育て方。簡単に枯れない激強な多年草です。

どもども~(^^)v

ユーパトリウム 'アイボリータワー' (Eupatrium 'Ivory Towers')の育て方についてです。

真夏に白花が咲くやや大型の多年草です。耐寒性も耐暑性も高く性質は強いので育てやすいです。

大きくなると困るという人もいると思いますが、切り戻しで割りかし低い位置で開花させることができます。

 

このページ内の画像のほとんどはBluemoon Cottageさんの元で撮らせて頂きました。

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この記事を書いた人

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から知識や資金などなど、重要なモノがほぼ0の状態から園芸を生業にした元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。

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画像とデータ

ユーパトリウム アイボリータワーズ

アイボリー(白系)の花色です。

  • 学名:Eupatorium fistulosum f. albidum 'Ivory Towers'
  • 別名:
  • 分類:キク
  • 原産:北米(原種)
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 7b(-15℃前後)
  • 花期:夏

原種の原産地は北米の西側と言われ、一言「西側の北米」と言っても広範囲でジョージア州からカナダ領のニューファンドランド島に分布しているとされています。

アイボリータワーはユーパトリウム・プルプレウムかユーパトリウム・マクラツムのどちらかの種類の選抜種で、

より草丈が高くなり花がより白い種を厳選していきできた品種ではないかと言われています。

日本国内ですと「アイボリータワー」で流通していますが、超厳密に言うと「アイボリータワー」が本来の名称になるのではないかなと思います。

ユーパトリウム アイボリータワーの花画像

ドデカいフジバカマです。

分布している主な環境は湿地帯や河岸で、他に競合するような大きな木などがない草地や野原といった「メドー」と呼ばれる地域にも進出しているようです。

ちなみにこの「メドー」ですが「メドーセージ」などに付いている草地や野原という意味の英単語、「meadow」です。

要は自分よりも背の高い物がない場所に生えている、ということですね。

 

高さは1.5mほどで株張りは80cmほどを目安にしてください。

肥料がしっかり効いている場所ですと高さは2mを超えることもあります。

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育て方

ユーパトリウムは全般的に性質が強くアイボリータワーだけが特質して枯れにくいという訳ではないですが、まぁ「枯らすのに苦労する植物」の1つとして捉えて良いです。

正直これを枯らしたらガーデニングを止めた方が良いレベルです。

 

こぼれ種や地下茎であっちこっちから増えることはないものの、

仮にそういった性質があったら間違いなく特定外来生物扱いになっていただろうと思うほどの性質の強さがあります。

ユーパト アイボリータワーの草姿

槍みたいな形。剛健な性質も見た目も同じ北米原産のセイダカアワダチソウみたい。

高温多湿に強く耐寒性もかなり低い温度まであり、

一度根付いてしまえばそう簡単に枯れることはありません。

 

しかも原種は湿地帯に自生している割に乾きに強く、真夏にポット苗が水切れをし葉が黒くチリチリになってもその後しっかり水やりを続けると復活することが多いです。

耐寒性

ユーパトリウム アイボリータワーズの芽吹き

芽吹きの様子。5月下旬ごろです。

耐寒性について注意することはほとんどありません。

原種の北限と言われるニューファンドランドの最低気温は-30℃になることがよくあるようなので、

日本国内ですと寒さについては極地を除いたらほぼクリアできるとと思います。

 

芽吹きは愛知県西部の当地では5月に入ってからになるので、5月と言うと早いものですと満開や全盛を迎えている植物がありそれらが覆い被さることで日光を遮り芽吹きを阻害することがあり得えるので注意してください。

地上部分がほぼ枯れるのでラベルなどを土に刺してどこに埋まっているかを確認できるようにしておくと良いかなと思います。

耐暑性

夏に咲く花

つぼみの時も雰囲気あります。

高温多湿の気候にも強く正直な日本国内で夏越しできないのは沖縄県のような亜熱帯性気候の地域でない限り、夏越しの心配はしなくて良いと思います。

上の方でも書きましたが真夏の水切れにも強く茎が萎れ地面に茎の頂上が触るくらい倒れるような水切れを起こしても、

その状態からたっぷり水やりをすればほとんどの葉が黒く落ちたり落ちずに残った葉の縁が黒くボロボロになりながらも数時間で持ち直します。

 

なんせ「枯らすのに苦労する植物」なので、沖縄よりも暑いと言われる名古屋や京都の夏ような気温が35℃を超え湿度が80%の日が何日も続く気候でも余裕で夏越しします。

切り戻し

Eupatorium fistulosum f. albidum 'Ivory Towers' blooming

花を拡大。形はまさにユーパトリウム。

草丈が2mを超えることがあるため、

困ります

そんなに大きくなると困るんですが

と思われる人は決して少なくはないと思います。

 

でも小さくするために切ると花が見られないかもっと心配される人も多いと思いますが、時期を間違えなければ切り戻しで草丈を低く抑え開花期を迎えられます。

 

切る時期と切る位置は、

注意ポイント

晩春から初夏の間に。

位置としてはだいたい三分の一から半分の部分で切ると良いです。

 

地際からバッサリ切っても枯れることはないですが、開花するまでに地域によっては霜が降りたりし花が見られない可能性があるので、

花が見たいという人はガッツリめで切らない方が良いでしょう。

自然増殖

輪生の葉

輪生の葉。

こぼれ種で増えることはあまりありませんが一度根付くと地中で根がイモのように大きく育ち太くなった根からたくさん新しい茎が現れるため、

数年経過すると株回りがけっこうな大きさになります。

なので邪魔と感じたらスコップなどで根を切り株を小さくすると良いでしょう。

 

株分けの時期としては芽吹き始めるちょっと前、春ごろか地上部分が枯れ始める初冬が良いです。

理由は春は地上部分がまだほとんどなく、初冬ごろは地上部分が枯れ始め枯れている部分を千切ったりしても問題がないためです。

要するに青青とした部分がないので作業がしやすいということですね。

 

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というわけで今日はユーパトリウム 'アイボリータワー'でした~

ではでは~(^^)v

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巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から園芸業界へ。 知識、経験、資金、人脈もほぼ0の状態から始めた元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。 ⇒もう少し詳しいプロフィールはこちら

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