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エリンジウム ベヌスツム (Eryngium venustum) の育て方。葉が凄い。花は地味。

2019年10月6日

どもども~(^^)v

トゲトゲの葉がいかつく男ウケしそうなエリンジウム・ベヌスツム(Eryngium venustum)についてです。

花の形が印象的で花茎が長い種類が多いため切り花やドライフラワーに使用することが多いエリンジウムですが、このベヌスツムは花芽が40~50cmほどの丈で収まります。

「小型のエリンジウム」と紹介している海外サイトも見かけました。

 

株の形状はキチッとした放射状に葉が展開し、株を真上から見ると丸くなっているのがわかります。

 

比較的に高温に強く、また寒さにも強く、育てやすいです。

その他のエリンジウムと同じように日当たりの良い場所を好み、水はけの良い土壌を好みます。

保水力のある土や雨が降った後に数日経っても乾かない場所などに植えると根腐れを起こすことが良くあるのでお気をつけください。

 

個人的にはアガビフォリウムなどと同じようにかなり育てやすいエリンジウムだと思います。

この記事を書いた人

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から知識や資金などなど、重要なモノがほぼ0の状態から園芸を生業にした元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。

もう少し詳しいプロフィールはこちら

画像とデータ

  • 学名:Eryngium venustum
  • 別名:
  • 分類:セリ
  • 原産:メキシコ
  • 形態:耐寒性多年草
  • 耐寒性:USDA 5(-20℃前後)
  • 花期:初夏

ちょっと言いづらい種小名の「ベヌスツム」ですが、ハンサムやカッコイイという意味のラテン語のようです。

個人的にトゲがある植物が好きなので納得ですが、命名する時にどこがカッコイイと思えたのかがちょっと知りたいですね。

 

原産地のメキシコではユッカやアガベなどの乾燥に強い植物が多く自生している場所に自生しているようです。

通りで乾燥に強いはずだと思いました。

そのためドライガーデンにもこのエリンジウムは使えるのではないかと思います。

エリンジューム ベヌスツム の小苗の状態

発芽して数週間で特徴が現れます。

草丈は20cm(花芽を入れると60cmほど)、株張りは30cmを目安にしてください。

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エリンジウム ベヌスツムの花です。

つぼみの状態です。

耐寒性に優れていてメキシコなど中南米に分布しているエリンジウムに当てはまることがですが、

 

例外なくベヌスツムも

ココに注意

花がいつ咲いていつ終わったかがわかりません

 

一応白花ですが、いつ咲いたのか、咲いてるのか咲いてないのかよくわからないです。

 

アガビフォリウムやユッキフォリウムなども花芽が上がり、つぼみが出来て白く膨らみいよいよ開花かなっと期待しているといつの間にか咲き終わっていることが多々ありますが、

しかもベヌスツムは他の種類と比べ株が小さいからせいか一つ一つのつぼみが小さく、花の存在が確認しづらいです。

eryngium venustum blooming

咲いてます。

そのためあまり花には期待しないほうが良いかと思います。

この植物の魅力は花ではなく、放射状に広がるトゲトゲの葉や株の形などが魅力と捉えた方が良いでしょう。

トゲトゲの花。

花茎もトゲトゲです。

Googleの画像検索でもベヌスツムに限っては花が咲いている画像は少なく株の画像がほとんどなので、おそらく多くの人が同じように感じてるのかなっと想像してます。

Eryngium venustum の画像検索へ。

花芽

エリンジューム ベヌスツム の花芽

株の脇から出ている訳ではありません。

これも中南米原産のエリンジウムに多く見られる共通の性質ですが、花芽は株の中心部分から現れます。

花が咲き終わると花芽を出した株は枯れて、株元から新しい株が出てきます。

 

上の画像を見ると株の付け根部分の地中から花芽が出てきているように見えますが、

花芽を作った元々の株が枯れ、新しい株が花芽の脇から現れている様子です。

 

またエリンジウム・プラナムのように地下茎で離れた場所から株が現れる、ということはありません。

誰得なことかもしれませんが、念のため。

トゲのある葉を持つ植物

トゲというの葉というのか、茎に対して上下左右と四方に向かって付いています。

発芽した後に出てくる本葉がすでにトゲっぽい形状になっています。

ドライフラワーっぽくなっている花。

乾くと痛さが増します。

花が咲き終わり花芽に付いていたトゲが乾くとさらに痛さは倍増します。

 

注意

軍手程度の防具では簡単に突き破ってくるのでご注意ください。

 

ドライフラワーに使われる際は他のエリンジウムが乾いたモノよりも格段にトゲが鋭く簡単に指に穴が空く、ということを頭の片隅に入れておいてくださいね。

育て方

花が枯れたエリンジューム。

花はこのように咲きます。

冒頭で書きましたが、そこそこ寒さにも強く、高温にも高湿度にも強いので、育てるのはそれほど難しくありません。

とりあえずは

メモ

  • 日当たりが良く根腐れしないように水はけが良い土や場所に植えましょう

とりあえずこれだけ気をつければ良いかと思います。

 

花壇等に植える場合は草丈はそれほど出ないので、手前に植えると良いでしょう。

間違っても花壇の中央部分や1m以上の草丈になる植物など、このエリンジウムを覆いかぶすほどのボリュームが出るモノのすぐ脇に植えないことですかね。

耐寒性

エリンジウム ベヌスツムの冬の様子

地面に引っ付いた感じになります。

冬季はやや株のボリュームを減らし地際にくっついたような状態で越冬します。

寒さ的に問題なくとも、雪や雨が土に染みなかなか乾かない土に植えると、たとえ冬とは言え根腐れを起こすことがありますのでご注意を。

 

耐寒性は問題ない気温なのに植物が枯れる原因を考えてみた。原因は寒さではない可能性が高いです。

耐暑性

暑さですが、特に気をつけることはないのかなっと思います。

温室内の温度が10日以上45℃が続いた夏がありましたが、バッタバッタ他の小苗の植物が暑さで枯れていったその時でさえこのエリンジウムはまったく問題なかったです。

 

あと湿度ですが、基本的には高湿度を嫌うエリンジウムなのでできたら風の通りの良い場所が良いです。

ですが、地植え画像を提供くださいましたBluemoon Cottageさんが植えられた場所は風の通りは決してよいとは言えない場所であります

 

が、夏越しできキレイな株に育っています。

水はけが良い場所ではあるので、風の通りが良くない場所でも水はけを良くするだけで根腐れの心配はかなり減ります。

というわけで今日はエリンジウム・ベヌスツムでした~

ではでは~(^^)v

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巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から園芸業界へ。 知識、経験、資金、人脈もほぼ0の状態から始めた元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。 ⇒もう少し詳しいプロフィールはこちら

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