育てやすいバンクシア スピヌローサ

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バンクシア スピヌロサ(ヘアピン)の育て方。 細葉で寒さにも暑さにも強いです。

2019年10月30日

どもども~(^^)v

ヘアピンバンクシアと呼ばれるバンクシア・スピヌローサ(Banksia spinulosa)の育て方についてです。

スピヌローサは無数の細葉が特徴のバンクシアである程度育った株を遠くから見ると、日本の松っぽく見えます。

花というのかつぼみというのか金色なのも特徴で、花の部分は基本的に赤色ですが中には紫色、金色が現れますモノもあります。

 

ここではスピヌローサの育て方もですが、どちらかと言うと紹介的な内容になっています。

 

正直、誰得な内容です!!書いた本人がそう思ってます!!

 

バンクシアの基本的な育て方はこちらの記事をご覧ください。

必読!
バンクシア アエムラの花
バンクシアの間違いない育て方。高温多湿と寒さに優れている4品種を。

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\ 本はおろか検索しても出てこない情報をふんだんに詰め込んだ内容になってます /

この記事を書いた人

巨大NGOの下部組織(ブラック)で事務職という名の雑用の後に、なんとなく一人で仕事をしてみようと2008年後半から知識や資金などなど、重要なモノがほぼ0の状態から園芸を生業にした元バックパッカーです。2010年から度々NHK Eテレの趣味の園芸に出演させて頂いています。

もう少し詳しいプロフィールはこちら

画像とデータ

ヘアピンバンクシアが開花した様子。

温室内で1月の状態。

  • 学名:Banksia spinulosa
  • 別名:ヘアピン
  • 分類:ヤマモガシ
  • 原産:オーストラリア
  • 形態:常緑樹
  • 耐寒性:USDA 9a(-6℃前後)
  • 花期:冬

主にオーストラリアの東側(太平洋側)の海岸沿いを中心に分布しています。

 

樹高はだいたい2mほどで、バンクシアの中ではわい性種を除くと小さい方です。

株張りも2mほどを目安にしてください。

樹形は放射状というか半円形に最終的になります。

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特徴

3種類あります

バンクシア スピヌロサの花を上から見ると

上から見るとこんな感じ。

バンクシア・スピヌロサですが、園芸種以外で種類がいくつかあります。

エリキフォリアとの自然交配種で生まれたのではないかと言われている種類や株元がバンクシア特有の形状にならない種類、葉の縁が鋸歯状(ギザギザ)にならない種類など、

厳密に言うと3種類あると言われています。

バンクシアの鋸歯状の葉

スピヌローサの葉の縁。

それでその4種ですが、

メモ

  • スピヌロサ・スピヌロサ (B.spinulosa)
  • スピヌロサ・コリーナ (B.spinulosa var.collina)
  • スピヌロサ・クンニングハミィ(B.spinulosa var. cunninghamii)

っと言われています。

僕がわかる範囲で違いをざっくりら列します(スピヌロサ・スピヌロサは抜きます)。

スピヌロサ・コリーナ

バンクシア・エリキフォリアとの自然交配種だと言われている種です。スピヌロサ種の中でも小さい部類で樹高が1.5mほどで収まると言われています。

こちらは葉の縁があまり鋸歯状ではない(ギザギザではない)。

スピヌロサ・コリーナの葉の形はこちら

スピヌロサ・クンニングハミィ

スピヌロサ・クンニングハミィは花色(赤い部分)が濃い紫色です。

クンニングハミィの花はこちら

成長がスピードが速く、自生地ですと発芽からだいたい3年で2mを超える樹高になるようです。

 

クンニングハミィの最大の特徴として、多くのユーカリやバンクシアが持っている株元が徳利のような形になるリグノチューバーがないです。

リグノチューバーは多肉植物で言うところの「塊根(コーデックス)」に似たような機能です。

リグノチューバーについてはこちらの記事の下部にて確認できます。 

育て方

ヘアピンバンクシアの枝は柔らかい

ヘアピンバンクシアの枝は柔らかいです。

オーストラリア植物を日本で育てるのに気になることとして、

  • 耐寒性
  • 湿度

の3つだと思いますので、この3点を軽く解説します。

開花直前の金色の状態のバンクシア

開花前です。11月ごろの様子。

耐寒性

まず寒さに対してです。

バンクシアまとめの記事でも書きましたが、バンクシア・スピヌロサの耐寒温度はだいたい-6℃ほどです。

株が半分以上埋まる雪は例外として、この程度の気温で降りる霜や雪でしたらなんら問題ありません。ただし水はけは良い状態が前提です。

 

ですが、-6℃を下回ると「個体差」により枯れる株が出てきます。

-8℃が限界です。-8℃を下回るとほぼ100%枯れるので注意してください。

寒さに関して限界は-8℃。

高温多湿

暑さと湿度ですね。

多くのオーストラリア植物は日本の湿度の高い夏を苦手としています。

 

バンクシア・スピヌロサですが、気温40℃・湿度70%が10日続いてもまったく問題なかったです。

もちろん水はけの良い土に植えてあることが前提です。

 

熱帯夜が49日もあった年も余裕で夏越ししてます。

高温多湿の環境は問題ありません。

流石に海岸沿いに自生していると言われるだけあり蒸し暑さには慣れているのかなっと思います。

植える土

土ですが、「水はけが良い」のを優先してください。

次に「育てやすいバンクシアの4種」の記事でも書きましたが、バンクシアやプロテアなどの一部のヤマモガシ科の根は「プロテオイド根」と言い、リン酸を吸収するのに特化した根を持っています。

植え替える時に色々な有効成分がはいった「最高級培養土」や、すぐに効果が現れる水溶性の肥料が入った培養土などに植えるのはバンクシアの性質上良くないです。

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そのような培養土に植えたからすぐに調子を崩し枯れる、ということは起こらないですが、「絶対に起こらない」とは断言はできません。

またスピヌロサだけかもしれませんが、石灰分が多い土=強めのアルカリ性の状態の土に植えると葉が黄色くなり落ち見ためが貧弱になります。

植え替えは普通の培養土でOK。アルカリ性の強い土は避けること。

花期

赤い花のバンクシアです。

バンクシアの花と枝がぶつかってしまう「バンクシアあるある」。

花期について。

スピヌロサだけではないほぼほぼすべてのバンクシアに共通しています。

 

8月下旬あたりからつぼみが上がり始め、「松ぼっくり」のような形になるのが10月下旬から11月上旬です。

そこからさらに一カ月ほど経過すると「松ぼっくり」から赤い花の部分が下から出てきます。

 

年が明けてからしばらくすると満開の状態になります。

満開の状態になっても二ヵ月くらいは花を楽しむことができます。

 

つぼみですが個体差がけっこうあります。

だいたい8月下旬ごろから上がりますが、中には10月や遅いと1月ごろに上がってくることもあります。

一応目安程度に参考になれば。

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というわけで今日はバンクシア・スピヌロサでした~

ではでは~(^^)v

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